アルコール問答 (岩波新書 新赤版 548)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305484

感想・レビュー・書評

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  • 中島らのエッセイに登場したのをきっかけに読みました。
    もっと“とっつきにくい”かと思ってましたが、意外と面白く読みました。
    ま、酒飲みながら読んだのですから、私も大したモノで・・・(^_^;)

  • 『いじめを考える』に続いて二冊目。対話篇よい。
    ただ気になったのは、教育のない人がこれを読んだら正しいことが書いてあると思い込んでしまうのではないか。

  • 久里浜で「行軍」導入した人
    学生運動やっていて、にらまれて飛ばされたらしい。129

    人手不足で管理できないので、
    外出自由にしてさらに金も持たせた。
    「でもここはいい場所だから、戻るならここ」
    と考える患者が出てきた。132
    結果的に社会に復帰するための、予備になった。

    14 失われた週末
    17 幻覚・妄想(振戦せん妄)が出ると、昔は1割死んでいた
    35 幻覚が出てからは薬が効きにくくなる
    60 ジンの登場
    78 中江兆民、アルコール中毒で国会に辞職願提出
    80 ロンドンジンの大流行、風紀乱れ課税
    82 農村から都市へ。ストレス解消のため飲酒
    84 仏、昔は食事のとき水。製造・保存・流通で革新、細菌学も寄与

    140 仏、肝硬変が問題。英、週末の泥酔が問題
    144 行軍
    154 アルコールも糖尿病も患者の自己管理(養生)
    169 断酒会。優等生タイプも、反発型のタイプも居心地良い
    199 女性のアルコール依存

    酒は祭りの時に例外的に飲むものだった
    主食であるコメを酒造りに回すなんて無理
    アルコール依存は近代の病気

  • 新歓の時期になるとお酒の場に連れて行かれることが多いと思いますが……お酒は二十歳になってから!お酒ばっかり飲んでいると大変なことになりますよ!
    (電気電子工学科 B4)

  • 読みやすい対話形式のアルコール依存症入門書。深い掘り下げはありませんが、どうすればよいかを考えるには十分な内容です。

  • とてもわかりやすい内容で、アルコール依存の話から始まって、内容は個人の人格的成長や現代社会の中で生きていくということについても話が広がる。
    著者の名前のイメージ(!?)からあまり興味をもったことがなかったが、いや、他の著書も読んでみたいと思い直した。

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著者プロフィール

なだいなだ:1929-2013年。東京生まれ。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

「2023年 『娘の学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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