読みなおし日本文学史: 歌の漂泊 (岩波新書 新赤版 550)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305507

作品紹介・あらすじ

「古事記」「万葉集」から西鶴・芭蕉まで脈々とうけつがれてきた日本文学の原型。

感想・レビュー・書評

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  • 高橋睦郎の『読みなおし日本文学史―歌の漂泊』(岩波新書 1998) 
    自作の「歌語り日本史」なる冊子をまとめたとき、それが終った直後に出た本で、もっと前に出ていたら自作の参考にしたであろう本である。
    副題に「歌の漂泊」とある通り、和歌や短詩形の文学を中心に、漂泊というか、さすらう文学に日本文学の特質ないし本流の姿を見てゆくという詩人らしい内容だったと思う。
    顕宗天皇と仁賢天皇の兄弟の天皇の時代のことで、当時は印象深く読んだ記憶があるのだが、本が手もとにない。
    顕宗天皇の寵愛された老婆、置目の老婆との関係の話だったのだが・・・

  • [ 内容 ]
    「古事記」「万葉集」から西鶴・芭蕉まで脈々とうけつがれてきた日本文学の原型。

    [ 目次 ]
    第1章 神の歌と人間の詩―詩華集としての「古事記」
    第2章 挫折した勅撰集―「万葉集」の成長
    第3章 仮名文学始まる―「古今和歌集」の意味
    第4章 漂流する宮廷―勅撰集の時代
    第5章 みやびおの流れ―「伊勢物語」から「好色一代男」へ
    第6章 ますらおの系譜―戦記物・隠者文学・町人物
    第7章 神前から人前へ―祝詞・能・歌舞伎
    第8章 漂泊の果て―連歌、そして俳諧

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    [ 参考となる書評 ]

  • 344夜

  • (未完)

    (書誌情報:NDL-OPACより)
    タイトル 読みなおし日本文学史 : 歌の漂泊
    責任表示 高橋睦郎著
    出版地 東京
    出版者 岩波書店
    出版年 1998.3
    形態 220p ; 18cm
    シリーズ名 岩波新書
    ISBN 4-00-430550-0
    入手条件・定価 640円
    全国書誌番号 98087971
    個人著者標目 高橋, 睦郎 (1937-)‖タカハシ,ムツオ
    普通件名 和歌 -- 歴史‖ワカ -- レキシ
    NDLC KG712
    NDC(9) 911.102
    本文の言語コード jpn: 日本語

  • 2冊

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著者プロフィール

昭和12年12月15日、北九州八幡に生まれる。
少年時代より詩、短歌、俳句、散文を併作。のち、新作能、狂言、浄瑠璃、オペラ臺本などを加へる傍ら、古典文藝、藝能の再見を續ける。
俳句関連に句集『句帖』『童鈔』『稽古』『金澤百句』『賚』『遊行』『十年』『那須いつ
も』『百枕』『季語練習帖』、評論『私自身のための俳句入門』『百人一句』『季語百話』『詩心二千年』等。本
芸術院会員。文化功労者。

「2024年 『花や鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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