イスラームと国際政治: 歴史から読む (岩波新書 新赤版 583)
- 岩波書店 (1998年10月20日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305835
感想・レビュー・書評
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同僚から借りる、その一。
この本、エッセイだったの!
道理で話題が飛んだりするわけだー。
イスラムの今を知るための手がかりとして借りた一冊(あと二冊あるけど。)
一つの視点からではなく、様々な方向に問題を挙げていった感じ。
やっぱり複雑すぎて、唸る。
ジハードとは如何なるものか。
イスラム原理主義という批判的眼差しの下で、今尚解釈されたジハードは終わらない。
道徳的なレビューを行うつもりはないが、ロシアやアメリカを多大に含んだイスラム世界が今後どのような道を辿るのか。
まだまだ、深みに入っていきたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イスラムと国際政治に関わるトピックを様々にあげています。大きく分けて現代世界、中央アジア、中東、歴史との接点を考えるもので、時々示される山内氏の「まめ知識」は読んでいて興味をそそられます。
その一方、雑誌『フォーサイト』『文芸春秋』などに掲載したものをまとめただけで脈絡も関連性も特に見出せず、いずれも本人が議論することはほとんどなく喚起を促すレベルです。個人的には彼の誇張にも似た言葉遣い、表現技法に甚だ疑問を抱きます。
しかし、関連性などをなおざりに見ると、日本とイスラムの歴史的接点にはそれなりに興味を持てましたし、他にもおもしろい記述はありました。
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