正念場: 不易と流行の間で (岩波新書 新赤版 608)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004306085

作品紹介・あらすじ

"身についた哲学"の再生がいま求められている。世界大の転換期のなか、日本社会を覆う閉塞感を前に、"不易"と"流行"の緊張関係を生きることができるか、その正念場である。「電子メディアの時代」「世界のなかの日本」「生と死のデザイン」などの角度から、様々な現象の深層に迫る警世のメッセージ。

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  • 正念場

  • 著者:中村雄二郎(1925-、東京都、哲学)

  • 新聞に連載されたエッセイを一冊の本にしたもの。1990年代後半の世相を哲学者が感想を述べているという感じ。表層をサラッと撫でているという感じだった。

  • -<身についた哲学>を再生させることが求められている-
    文化が成熟しない日本と。
    ひとつひとつの指摘と問題提起に思わず目をつむりたくなる。
    ジリジリと、瀬戸際へ追い込まれている感覚。
    モヤモヤに押しつぶされる前に自ら切り開かねば。

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著者プロフィール

1925年、東京都出身。哲学者。明治大学名誉教授。東京大学文学部卒業後、文化放送に入社。その後、明治大学法学部教授を長く務めた。西洋哲学をはじめ日本文化・言語・科学・芸術などに目を向けた現代思想に関する著書が多数あり、主要著作は『中村雄二郎著作集』(岩波書店、第1期全10巻・第2期全10巻)に収められている。山口昌男と共に1970年代初めから雑誌『現代思想』などで活躍、1984年から1994年まで「へるめす」で磯崎新、大江健三郎、大岡信、武満徹、山口昌男とともに編集同人として活躍した。

「2017年 『新 新装版 トポスの知 箱庭療法の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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