少年犯罪と向きあう (岩波新書)

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著者 : 石井小夜子
  • 岩波書店 (2001年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307631

少年犯罪と向きあう (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 子どもとはどれだけ守られた存在なのかを知った。
    事件の加害者を否定的に見ることしかできなかったが、どのような背景があってそのに至ってしまったのかをよく考えるようになろうと思う。

  • 【資料ID】16410
    【分類】327.8/I75

  • 1.ゆがめられる少年像
    2.孤立無援の取調べ
    3.家庭裁判所で
    4.少年法が変わった
    5.被害者の苦しみと望み
    6.「加害者の親」という立場
    7.共生の可能性を探る

    少年法改定の時期に書かれた本で、厳罰化への批判、少年に対してどのように向き合うのがよいかが述べられている。
    たしかに、少年は自分の気持ちを述べるのが大人に比べて不得手であることが考えられるので、公開の裁判を行うことが必ずしもいいとは限らないのかもしれない。
    「少年犯罪が悪化している」というのも画一的な見方なのかもしれない。

    弁護士の立場からこのような主張をするのは、まっとうだと思った。
    弁護士は自由業だから本もよく見るけど、検察官や裁判官、警察官の言葉を耳にする機会は少ない。
    そちらの意見も聞けたら、客観的に判断する手掛かりが増えるかもしれない。

  • 『少年犯罪が凶悪化したのではない。
    社会(大人)の、子どもに対する視線が変わったのだ。』

    この意見に感動した。
    日本社会の不寛容さは大きな問題だと思う。
    日本人の視野の狭さが、自国の若者の可能性を殺している。

    なぜ日本はこんなに視野の狭い、不寛容な社会を作りあげてしまったのだろうか。

  • 4004307635 217p 2001・12・20 1刷

  • ちょっと長いけど、引用
    「少年法について、子供だから少し軽くといった意味の「子供版」刑法・刑事訴訟法のような認識をもっておられる人が多いのではないだろうか。
     しかし、少年法1条に、「少年の健全育成を期し、非行のある少年に対して性格の矯正を及び環境の調整に関する保護処分を行う」とあるように、この法律の目的は「子どもの健全育成」である。犯した犯罪という結果に対して方法で責任を引き受けさせることを目的とする刑法や、その手続を保障した刑事訴訟法とは、まったく異なったものである。こうした少年法の基本的考えは、子どもは間違いをおかしながら成長し、自立・自立していく、そのことを子ども固有の権利として、社会的に保障していこうというものである。」
    (本文、44頁)
    ここだけでも読む価値はあるのでは。

  • 思うところあって一度読んでから10年近くたっている本の再読を続けているのだが、この本も2001年当時はなるほどと思って読んだらしい。しかし今読み返すと、どうも書き方が一面的でかつ感情的な記載が多く、著者はいきあたりばったりでやってきた自分の経験をもとに論じているのではないかという感じがした。時に感情的な記載がみられるの点も好ましくない。思い返すと少年法改正前や衝撃的な少年事件が報道されていた頃は、この手の本や雑誌の特集などが多くだされ、「識者」と呼ばれる人たちが多くのコメントをしたが、そのほとんどが消滅してしまっているような気がする。本来流行に流されずに議論し続けなければならない問題であることを再度認識しなおさなければならない。

  • statementにめっちゃ参考にした。
    でも、ちょっと改悪論に傾きすぎてるかな。

  • 弁護士として活躍する著者が少年犯罪に対する姿勢・考え方を記した本。法律のことや家庭裁判所などの話も出てきて、それも素人にも分かりやすく描かれているので、一度読む価値はあると思います。

  • 少年犯罪って日本独特かも知れない。

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少年犯罪と向きあう (岩波新書)の作品紹介

「凶悪化」「低年齢化」の掛け声のもとに改正された少年法。しかし厳罰化によって犯罪は防止できない。犯罪に追い込まれる少年を「異物」として切り離せば社会の安全は保てるのだろうか。捜査や審理の方法、年少少年の拘束、被害者の人権などの問題も指摘される。長年にわたって少年たちや家族に向きあってきた著者が示す共生への途。

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