聖徳太子 (岩波新書 新赤版 769)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307693

作品紹介・あらすじ

今なお謎と伝説に包まれている聖徳太子の実像をとらえ直す。それは、信仰の対象の「聖徳太子」とは区別して、飛鳥時代の現実を生きた「厩戸王子」の姿を、史料に基づいて厳密に再構成していくことから始まらなくてはならない。推古朝の政治の構造、仏教を受容し、斑鳩を拠点としたことの意味などを視野に入れた、現代の太子伝の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 薄いページ数だが聖徳太子の生涯を簡潔に追っていける標準的な本だと思う。

  • 「聖徳太子」吉村武彦著、岩波新書、2002.01.18
    194p ¥777 C0221 (2021.12.17読了)(2021.12.10借入)

    【目次】
    プロローグ
    Ⅰ 厩戸王子の誕生
    1 幼年時代と蘇我氏
    2 少年時代の戦い
    3 危機の回避と女帝
    Ⅱ 太子としての「まつりごと」
    1 上宮の厩戸王子
    2 斑鳩宮の厩戸王子
    3 「見えない王」の外交
    Ⅲ 斑鳩寺建立と仏教信仰
    1 斑鳩寺と高句麗僧・慧慈
    2 厩戸王子と三経義疏
    3 「世間虚仮」と晩年の思想
    Ⅳ 聖徳太子像の形成
    1 太子信仰の起点
    2 法隆寺の再建と上宮王院
    3 日本仏教の開祖となる
    エピローグ
    あとがき
    参照文献
    厩戸王子略年表

    ☆関連図書(既読)
    「聖徳太子(1)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.04.10
    「聖徳太子(2)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.04.10
    「聖徳太子(3)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.05.10
    「聖徳太子(4)」黒岩重吾著、文春文庫、1990.05.10
    「「日出づる処の天子」は謀略か」黒岩重吾著、集英社新書、2000.02.22
    「聖徳太子 ほんとうの姿を求めて」東野治之著、岩波ジュニア新書、2017.04.20
    「日出処の天子(1)」山岸涼子著、白泉社、1980.08.25
    「日出処の天子(2)」山岸涼子著、白泉社、1980.12.25
    「日出処の天子(3)」山岸涼子著、白泉社、1981.04.25
    「日出処の天子(4)」山岸涼子著、白泉社、1981.11.25
    「日出処の天子(5)」山岸涼子著、白泉社、1982.04.25
    「日出処の天子(6)」山岸涼子著、白泉社、1982.09.25
    「日出処の天子(7)」山岸涼子著、白泉社、1983.03.25
    「日出処の天子(8)」山岸涼子著、白泉社、1983.08.24
    「日出処の天子(9)」山岸涼子著、白泉社、1984.02.23
    「日出処の天子(10)」山岸涼子著、白泉社、1984.07.24
    「日出処の天子(11)」山岸涼子著、白泉社、1984.12.25
    「聖徳太子(1)」池田理代子著、創隆社、1991.11.08
    「聖徳太子(2)」池田理代子著、創隆社、1992.02.20
    「聖徳太子(3)」池田理代子著、創隆社、1992.06.15
    「聖徳太子(4)」池田理代子著、創隆社、1993.03.31
    「聖徳太子(5)」池田理代子著、創隆社、1993.07.24
    「聖徳太子(6)」池田理代子著、創隆社、1993.10.29
    「聖徳太子(7)」池田理代子著、創隆社、1994.11.10
    「飛鳥の朝廷 日本の歴史 3」井上光貞著、小学館、1974.01.31
    「飛鳥王朝の悲劇」大羽弘道著、光文社、1977.01.31
    「蘇我蝦夷・入鹿」門脇禎二著、吉川弘文館、1977.12.01
    「飛鳥 新版」門脇禎二著、NHKブックス、1977.12.20
    「隠された十字架」梅原猛著、新潮文庫、1981.04.25
    「NHKさかのぼり日本史⑩奈良・飛鳥」仁藤敦史著、NHK出版、2012.06.25
    (「BOOK」データベースより)amazon
    今なお謎と伝説に包まれている聖徳太子の実像をとらえ直す。それは、信仰の対象の「聖徳太子」とは区別して、飛鳥時代の現実を生きた「厩戸王子」の姿を、史料に基づいて厳密に再構成していくことから始まらなくてはならない。推古朝の政治の構造、仏教を受容し、斑鳩を拠点としたことの意味などを視野に入れた、現代の太子伝の決定版。

  • 1 厩戸王子の誕生(幼年時代と蘇我氏;少年時代の戦い;危機の回避と女帝)
    2 太子としての「まつりごと」(上宮の厩戸王子;斑鳩宮の厩戸王子;「見えない王」の外交)
    3 斑鳩寺建立と仏教信仰(斑鳩寺と高句麗僧・慧慈;厩戸王子と三経義疏;「世間虚仮」と晩年の思想)
    4 聖徳太子像の形成(太子信仰の起点;法隆寺の再建と上宮王院;日本仏教の開祖となる)

    著者:吉村武彦(1945-、韓国・大邱市、日本史)

  • ない

  • わかりやすかった。奈良行きたい。

  • 仏教とか興味なかったし、今もあるわけではないけど
    この本を読んで中学の時と高校の時に日本史で習った
    ことを思い出した。聖徳太子はすごい人なんだということが
    改めてわかった。

  • 最後は身分が卑しい菩岐岐美郎女と墓に葬られたと。その気持ち、わかるなあ。

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著者プロフィール

吉村 武彦(よしむら たけひこ)
明治大学名誉教授。日本古代史。
〔主な著作〕『日本古代の社会と国家』(岩波書店、1996年)・『シリーズ日本古代史2 ヤマト王権』(岩波新書、2010年)・『大化改新を考える』(岩波新書、2018年)・『日本古代の政事と社会』(塙書房、2021年)

「2023年 『墨書土器と文字瓦 出土文字史料の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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