若者の法則 (岩波新書 新赤版 781)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004307815

作品紹介・あらすじ

「何で電車の中でお化粧したり、ものを食べたりするんだ?」「あいさつは「どうも」しか知らないのか」「怖くて声がかけられない」…今どきの若者の、一見理解不能・非常識とも思える行動の奥には、彼らなりの論理にもとづく真剣な思いや悩みが隠されている。精神科医・香山リカがその「法則」を読みとき、つき合い方を指南する。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「何で電車の中でお化粧したり、ものを食べたりするんだ?」「あいさつは「どうも」しか知らないのか」「怖くて声がかけられない」…
    今どきの若者の、一見理解不能・非常識とも思える行動の奥には、彼らなりの論理にもとづく真剣な思いや悩みが隠されている。
    精神科医・香山リカがその「法則」を読みとき、つき合い方を指南する。

    [ 目次 ]
    1 「確かな自分をつかみたい」の法則
    2 「どこかでだれかとつながりたい」の法則
    3 「まず見かけや形で示してほしい」の法則
    4 「関係ないことまでかまっちゃいられない」の法則
    5 「似たものどうしでなごみたい」の法則
    6 「いつかはリスペクトしたい、されたい」の法則

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705444

  • 私はこれ好き

  • 「現代日本の闇と病みを探る」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=074229

  • 相変わらず非常に読みやすい筆者の本。若者の特性がピタリと言い表されているようで興味深いです。

  • ◎若者論を類型別に明快に語る
    テレビでもよく出てくる香山リカ先生の著書。2002年に書かれた本だが、あまり古さを感じさせない。

    最近の若者が考えそうなことを、6つの類型に分けて、さらにその類型ごとに詳しく解説してくれている。たとえば買い物。買い物は自分で自分をほめるために行くイメージもあるが、買い物に行った先で「これ似合いますよ」ととりあえず言われているにもかかわらず気持ちよくなって購入してしまい、店を出た後に買わなければよかった、となるというのだ。

    これ以外にもいろんな話が書いてあるけど、まさにその「現代の若者」の真っただ中にいる私にとっては目からウロコで、自分で気付いていなかったことや、後輩・友人の行動の原理もこれを読むとわかるような気がしてくる。
    書かれた当時と微妙に違うこともあるかもしれないが、現代の若者論を学習し始めるにはよいツールなのではないか。

  • まぁ新書だし。

  • お馴染みの心理学者ですが、大学で教えていることもあり、学生に接する中で感じておられることは、私にとっても肯ける内容ばかりでした。なぜ若者たちはこう考えるのか?!このような本で示していただくと納得がいくように思います。「確かな自分をつかみたい」「どこかで誰かと繋がりたい」「まず見かけや形で示して欲しい」「関係ないことまでかまっちゃいられない」「似たもの同士で和みたい」「いつかはリスペクトしたい、されたい」という6つの法則は我が大学でも、また自分の娘を見ていても思い当たることばかりです。

  • 「先生」の項目に書いてあることには、ドキッとしました。2002年に書かれた本だから、すでに状況は変わりつつあるなとも感じました。

  • 大学2年の頃に読んだ時は大半を共感して読めたはずなのに、今読むと強引だなあと感じるところもちらほら。年をとったということか、それともこの本が今の自分には物足りないということか。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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