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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308096
感想・レビュー・書評
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先日もテレビで『それでもボクはやってない』が放映されて、冤罪に対する恐怖が多くの人に少しでも伝わったのではないかと思う。この著者は元判事であり、今は弁護士として活動している。その著者の目から見た、日本の裁判所(裁判官)の問題点や冤罪が起こってしまう原因を綴ったのが本書。2009年から裁判員制度が始まる予定であるが、裁判員となる私たち一般の市民に求められているのは、まさに冤罪等を生んだ職業裁判官に欠けていた“庶民感覚”や“一般常識”である。この本を読めば、いかにそのような感覚が裁判を行う上で大切かが伝わってくる。読んでおいて損のない一冊。2008-3-29
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日本の司法制度から、実際の裁判について、裁判官の生活のことから、冤罪がなぜ起こるのかということが書かれた幅広い内容の本でした。
何年後かに始まる裁判員制度のことを視野に入れながら、もっと法律の本を読んでいきたいと思いました。
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元裁判官が、一般向けに刑事裁判での誤判の原因を説明した本。第3章以下では、自分自身が裁判官・刑事弁護人として携わった事件についての事実認定上の問題を述べている。ここは刑事弁護の弁論要旨として読むと面白い。全体を通じて「熱い」ので、ちょっとひいてしまうかも。