ブッシュのアメリカ (岩波新書)

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著者 : 三浦俊章
  • 岩波書店 (2003年7月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308447

ブッシュのアメリカ (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • アメリカにおける9.11.ちょうど、映画を見ているかのようだった。
    日本におけるサリン事件。
    社会が病んでいることの表れのよう。
    どうすれば、病んだ社会を改善できるかが、本書を読んでも思い当たらなかった。
    ミクロの現象と、マクロの現象をつなぐ継ぎ目が見当たらない。

  • この本を読むことでいかに自分がアメリカの政治・同時多発テロ・両党の歴史・選挙と宗教に疎いのかを実感した。そもそも日本のマスメディアのみに頼っているようでは国際的な問題の内部に存在するさらに深刻な課題には気づくことなどできない。この本がテーマの主軸にしている「同時多発テロ」から「イラク戦争」までのアメリカの状態を例に出すとしよう。テロ後に大きく注目すべき点は、米の単独行動主義である。イラクへの武力行使を行うために米の議決のみで国連の議決を必要としないという趣旨の法案を米議会に提案しそして可決したことは単独行動主義の最たるものである言える。その単独行動主義の先頭に立っているのが大統領のブッシュだ。なぜブッシュはこの行動にこだわるのか?そこには多数の理由が存在する。最も大きい理由は宗教だろう。ブッシュはキリスト教原理主義者でありその主義者は正と悪といった二元論的な世界観を主張する。それがために早急に悪を根絶しようとするのだ。この一連のアメリカの行動は世界との溝を深めなおかつ今まで積み上げてきた平和のための歴史、法律を瓦解させてしまったといっても過言ではない。この本は一読といわず二度三度読んでみる価値がある。

  • レポートの餌。「枢軸」とはなんぞや。

  • 2008/06/15読書開始。
    アメリカの宗教右翼はすごい。
    「ムハンマドは異常性愛者」って説教で発言するという。
    まず、批判するところそこか?と思う。
    もちろん、ムハンマドは異常性愛者じゃないが(奥さんは何人もいたけどそのことは違うと思う)、しかし、日本の感覚だと、歴史上の誰かを批判するときに
    まず「異常性愛」かどうかを問題にはしないよなあ。
    もっと違う批判論点を言うだろう。
    そんなに、「通常性愛」(という言葉があるのかよくわからないけど)に重要な価値がおかれるってどんな文化的背景なのかいまいち理解できない。
    おそらく、キリスト教の教義にかかわることだとは思うのだけど。
    まさにカルチャーショック。

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    9.11,アフガン戦争,そしてイラク戦争へと突き進んだブッシュの帝国.その時,ホワイトハウスでは何が話し合われ,大統領の決断に世論はどう反応したのか.ネオコンや宗教右派はどう動いたのか.多様で寛容な社会はどこへ行ってしまったのか.戦時社会アメリカの動きをさまざまな現場からリポートする  
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     国際問題や政治に疎い僕でも、無事読みきれました。この間まではやっていたアメリカの独善さを揶揄したり、ブッシュ大統領を小馬鹿にしたりといった本とは一線を画しています。近年の岩波新書路線に相応しい一冊です。著者が新聞記者(朝日)の政治部員なのでジャーナリズムになりましょうか。
     基本にアメリカの単独行動主義、ブッシュの力量のなさによるの視野の狭さなどを据えるのではなく、あくまで従来のアメリカ認識(多様性の国家)を据えています。日本で見るマスコミのアメリカ報道はすごく単純で、星条旗をうち振り愛国心一色に染まったアメリカ、自国流民主主義を他国に押し付けるアメリカばかりです。以前、私がある新聞で読んだ記事でこのようなものがありました。ロバート・ベラー氏がこのように述べておられました。「米国はこんなに完全な理想的な国なのに、なぜ私たちの国を嫌う人がいるのだろうと思っている。世界で何が起きているのか、現代史を理解していないのだから、アメリカ国民には事件は完全なショックだった。ベトナム戦争が終結して30年近い。この間、比較的安定した時代だった。冷戦は終わったが、東側が自壊したのであって、第二次世界大戦終結のような喜びの反応はない。この間、アメリカ国民は金儲けに専念してきた。世界や歴史に関心がないから、テロが起きた意味も分からない。多くの人が故人の思い出を語り、消防士を英雄視し、9・11を心理ドラマに仕立て上げた。しかし、世界史の中でこれが何を意味するのかを考えない」確かにこのような面をアメリカは持っている。諸外国がアメリカを揶揄するのは簡単だ。しかし、アメリカの懐の深さを慮りもせずに分かりやすい結論ばかり下していては視野が狭くなってしまう。ベラー教授のような識見を持つ人間もアメリカ人なのだから。

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9・11、アフガン戦争、そしてイラク戦争へと突き進んだブッシュ政権下のアメリカ。その時、ホワイトハウスでは何が話し合われ、大統領の決断に世論はどう反応したのか。政権を動かしていると言われる「ネオコン」や宗教右派とは何か。多様で寛容な社会はどこへ行ってしまうのか。戦時社会アメリカの動きを様々な現場から報告する。

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