明治維新と西洋文明: 岩倉使節団は何を見たか (岩波新書 新赤版 862)
- 岩波書店 (2003年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308621
感想・レビュー・書評
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日本の明治は本当に苦難の道を歩んできた。 若い新しい力と発想がこの国を支えてきた。
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【目次】(「BOOK」データベースより)
1 明治維新と『米欧回覧実記』/2 西洋文明との出合い/3 政治と教育/4 資本主義のシステム/5 社会への視点/6 科学と文化/7 『米欧回覧実記』と『文明論之概略』-蒲安臣使節団ならびに中江兆民とも関連して -
(後で書きます)
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明治初期の岩倉使節団についての本は何冊か読んだことがあったがみな近代工業の見学と賞賛、日本への導入と移植の視点からのものだった。
本書は岩倉使節団が見てきていながら、その後の日本が選択しなかった地方分権や社会システムについても焦点をあてている点が興味深い。
明治日本はこの後、中国・ロシアと戦争をしながら大陸に進出し、米英とも戦い昭和の大破局を迎えるのだが、岩倉使節団のこの時点の西洋評価と選択によってはまた違った可能性があったのかも知れない。
そういうことを考えながら本書を読んでいると、明治日本が身近に感じられて実に楽しいと思えた。
2017年6月読了。 -
『米欧回覧実記』から読み解いて行く岩倉使節団。著者田中彰先生は、「実記」を使節団の公式報告書として重視するというスタンス。立場が明確で、論も面白い。研究のお手本のような一冊!
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[ 内容 ]
男女の風俗、議会、工場、博物館―明治初年の「岩倉使節団」は、西洋文明との衝撃的な出会いを体験した。
その報告書『米欧回覧実記』を丹念に読み解き、近代日本がそこから何を受け止め、何を排除していったのかを考える。
[ 目次 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
明治維新当時の日本について書かれている。
が内容は難しい。 -
岩倉使節団にキュンとしますよ。
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分類=幕末維新期・外交・岩倉使節団・米欧回覧実記・田中彰。03年11月。