カラー版 細胞紳士録 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308805

感想・レビュー・書評

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  • 人体を構成する様々な細胞。透過電子顕微鏡などを通して見ることのできる画像が掲載されています。

    実際に、顕微鏡で見たことがあるのは腎臓、肝臓という程度で、もっと色んな細胞が見たい!と思って手にとってみました。図鑑のようになっていて細胞の特徴も端的に書かれているため専門書のように重くないので、すらすらと読めます。細胞の名称も『レース編みの名人(脂肪細胞)』や、『壁の中の活動家(骨細胞)』といったようなユニークな名前がついていて面白いです。

    勉強する際この本を知っていたら、もっと手っ取り早く理解できただろうなと思います。オススメです(*´∇`*)

  • [ 内容 ]
    私たちのからだを構成する数十兆という細胞がすべて同じなら、とても人間のような生物はできない。
    細胞たちは数百種類の技能集団に分けられ、外観・機能ともに、じつに多彩だ。
    たとえれば「パスタづくりの巨匠」「穴の底に住む怪人」「宝石づくりの魔術師」「スポーツ万能」…。
    多士済々の細胞紳士たちの姿を、最新技術によってとらえた。

    [ 目次 ]
    人体ビルの建築士
    領地を仕切る人垣
    家内工場フル回転
    選びぬかれた防衛隊
    運河の街の生活者
    運動のエリート
    情報社会の管理職
    能力は管理職なみ
    子づくりの担当

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 挿絵が素敵。それぞれの細胞に個性を感じ、愛着を持てる。

  • 自分のからだを構成しているあらゆる細胞が愛おしく思える本。個体である「自分」と同じように、細胞それぞれにも人生がある。人間の人生に当てはめるとしたら相当個性的で強烈な。個体として生き残っていくために、身をすり減らし、職務を全うし、殉死していくものたち。なんて生物のからだは精巧に出来ているんだと感動するとともにそれぞれの細胞のはたらきに感謝して生きていきたいと素直に思った。

    生物を受験科目に使うひとは読んでおくとモチベーションがupするかもなぁ。自分のからだとは一生お付き合いしていくわけなので読んでおくと視野が広がると思った。

  • サブタイトルがいけてる。

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