本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309901
感想・レビュー・書評
-
わずか第Ⅰ章で読書断念。断念した理由は、
1. 明治時代の研究者による論争が中心で、昔の言葉を解読しなければならないこと。
2. 読めない漢字が多すぎること。最初はふりがなをふってくれているが、2回目からはふられていない。
(1と2の例)
神功皇后西征のさいにまで、山門県の土蜘蛛田油津媛を誅せられたとあるその山門県が、すなはち古への邪馬台国であつて、神功皇后のころまでもなほ女王をもつて継承して居たのであつたとすれば、『魏志』がこれを女王国といつたのもまさにしかるべきことであつたであらう。
3. 多くの研究者と彼らの主張が登場して、誰が誰の主張か整理して読めないこと。
これらの理由から、この本を読破することに対するモチベーションと目的意識を見失った。
この本を通じて学んだことと言えば、邪馬台国九州説を唱えた久米邦武と、邪馬台国大和説を唱えた内藤湖南が、邪馬台国の研究者として重要な役割を果たしたらしい、ということ。
邪馬台国について気軽に読む本というより、考古学、歴史学の研究をかじっている人が読むべき本、という印象を受けた。詳細をみるコメント0件をすべて表示