西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)

  • 439人登録
  • 3.40評価
    • (11)
    • (23)
    • (41)
    • (9)
    • (1)
  • 31レビュー
著者 : 熊野純彦
  • 岩波書店 (2006年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310082

西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • デカルトからハイデガー、ウィトゲンシュタイン、レヴィナスまで、近現代の西洋哲学史を新書一冊で概観している本です。

    教科書的な解説ではなく、著者自身の解釈や問題意識を反映させた、かなり意欲的な内容を含んではいるのですが、さすがに新書の分量で15章、26の哲学者や学派を扱うというのは、少し無理があったのではないかという気がしてしまいます。個人的には、カントの批判哲学と人間学との関係について本書の叙述から示唆が得られたのは収穫でしたが、著者がどのような問題を見いだそうとしているのか理解できないところもありました。

    とはいえ興味をかき立てられるようなところも多かったので、同じ著者によるもう少し本格的な西洋哲学通史が出版されれば読んでみたいと感じました。

  • 引用は知っているものからではない。必要性がわからない。章の始めの導入部分は何を目的に語るのか分からない。思想のポイントや要約ではではないようだが。
    各章の名前(思想派)後世からみて、哲学者の思想をそう読んだために名前がついたと考える。内容にも後の思想家の考えが出てくる。現代からさかのぼっていくともっと分かりやすくなったのではないかと思えた。

  • デカルト以降の西洋哲学の総ざらい。デカルトが「我思う、故に我あり」の名言を演繹した筋道がわかったが、それ以外は難し過ぎる。「哲学」という学問、そもそも何を研究しているのかよく解らないので、本書のような本を読めば、少しはわかるかと期待したが、益々解らなくなった。本書に登場する哲学者たちが挑んだ主題も、数学・物理・文学・宗教・経済学・法学・生物学....と、まるで一意な共通項を見つけられない。しかも、禅問答の如く理解に苦しむ文章が続くので、正直いって読み続けるのは辛かった。唯一の救いは、各テーマが概ね20ページ程度にまとめられている事で、これ以上長かったら挫折していただろう。この本から、哲学的な何かを学ぶことはてきなかったが、先人の偉大で類稀な頭脳が、どんなことを考え悩んでいたのかが、少しだけわかった気もする。

  • 買ったはいいものの、前から律義に読み始めて何度も挫折し、2年目にしてやっと読了。まだ何回か読む必要がある。カントは難しい。ヘーゲルは逆立ちしても理解できない気がする。ベルクソン、フッサールは何となくわかる。今度は前近代の方だ。

  • デカルトからハイデガーまで。教養のためと思って読んでみたものの、さっぱり理解ができず・・・。経験論は、よくわかるのですが。

  • 院試の対策をするにあたって、全体の流れをつかむのに使用した。古代・中世を扱った前巻より雑な印象。さすがに新書で近世から現代をカバーするには無理があるのか。ニーチェなどは一般の人にも人気がありそうなものだが、ほとんど記述がない。かと思えば全く知らないような哲学者にそこそこの紙面が割かれていたりもする。帯に短したすきに長しといった本。

  • 2006年刊行。著者は東京大学文学部助教授。◆近現代の哲学者列伝。◆本書の価値を論じる力はないが、少なくとも完読できたことからみて、他の類似の書に比べて、易しく書かれたものなのは間違いないだろう。

  • 本書は西洋哲学史を体系的に説明するものではなく、西洋哲学史の基本的な知識を持つ人を対象にしてより一歩踏み込んだところについて書いたものである。そういう意味では、少しわかりづらい面は正直あるが、より一歩踏み込んだ考察は、それはそれで勉強になるし面白いので、読んで損はないと思う。
    本書と前編を通じで、物事を哲学的に考えるということと、哲学的に考えることの重要性が何となくではあるか多少は理解できたつもりである。社会変容の多い現代社会においては、一つ一つの物事を多角的に捉え評価することは重要であると思うので、このような哲学的思考はより意味を為してくると思う。

  • 論理力を鍛えられる本。個人的にはこれを、時間をかけて精読することで、大学時代に論理力を鍛えた。

全31件中 1 - 10件を表示

熊野純彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
キェルケゴール
J・モーティマー...
三島 由紀夫
マックス ウェー...
フランツ・カフカ
遠藤 周作
ウィトゲンシュタ...
有効な右矢印 無効な右矢印

西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)の作品紹介

はたして「神は死んだ」のか。言葉はどこまで「経験」を語りうるか-デカルト以降の西洋哲学は、思考の可能性と限界とをみつめながら、自然科学の発展や世界史的状況と交錯しつつ展開してゆく。前著『西洋哲学史古代から中世へ』につづき、哲学者が残した原テクストから思考の流れをときほぐしてゆく、新鮮な哲学史入門。

ツイートする