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みんなの感想・レビュー・書評
自分は水を大事に使っているほうだと思ってきたけれど・・・甘かったかも。
蛇口からジャー、が当たり前だと思っている私は、まだまだ、昔の水汲みをしていた人々の水遣いの知恵は及ばない。
本書は「水道具」を紹介したエッセイ。
バケツや金魚鉢、如雨露などは私にも想像がつく範囲。しかし、水準器、雨樋につく「鮟鱇」なるものまでが収められているとは・・・
体験してはいない昔の生活に思いをはせられる一冊。
[ 内容 ] 方円の器にしたがう水。 流れ、うるおし、沁み込む水。 そうした水の性質を活かし、使いこなし、楽しむための道具がいくつも、私たちの周囲には確かにあった。 手元で使う束子や雑巾から、井戸、用水路、そして手廻し洗濯器…。 急速に失われつつあるそれらの「道具」を日本各地にたずね、そこに込められた水づかいの叡智に学ぶ。 写真多数。 [ 目次 ] 第1章 水を楽しむ―撒く水、... 続きを読む »
良い本だった。「道具誌」なるカテゴリづけに惹かれるし、それを「水」をテーマに連ねたのも素敵だ。金魚鉢から雑巾やら蛇口やら・・・水に纏わるノスタルジックな話題が、小気味良い筆致でたっぷり堪能できる。
水に関する道具を紹介する本。レポートを書くために手に取ったんですが、若干テーマとずれてる?と思いつつも読んでしまいました(笑) その道具の構造から歴史、名前の由来まで色々。著者は文化人類系かと思ったら、建築系出身の方。固っ苦しくなくすらすら読める一冊です。
10/01/06
店頭で「道具史」と読み違えて買った一冊。 水が好きな人にはお勧め、ってそんな抽象的すぎる好き好みで動く人がいるかどうかはさて置き。(因みに私は水琴窟の件が読みたくて手に取った) 水の道具、蛇口かスイッチ一つで水が使える時代、昭和後半生まれの自分にとっては馴染みの薄い、今ではもう目にする機会さえ滅多に無いものばかりが並んでいる。 しかしそれでもどこか懐かしく感じるのは、本書に挿入された白黒... 続きを読む »
文章中に,郡上八幡の水路,井戸等が登場します.ということは,著者は,水路や井戸を道具と扱っているのでしょうか?
そこでもう一度インフラって何?と考えました.
社会基盤.道具は個人で用いれても,インフラは不特定多数に用いられることが可能.だからそこにはルールが介在する必要があった.
そんなことを再度考えるきっかけになった.
如雨露、鹿おどし、水琴窟・・
もっと現代的な水の道具もあります。
生きるのに無くてはならない水の道具を見直せます。

著者の山口昌伴氏は、もともとは建築の出ですが、道具学会の主催者
として世界各国の道具のフィールド研究をするユニークな人物。
この人の本はどれも面白いのですが、本書は中でも出色の出来。
軽妙な口調...






