日清・日露戦争: シリーズ 日本近現代史 3 (岩波新書 新赤版 1044 シリーズ日本近現代史 3)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310440

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました。

  • このページ数で二つの戦争を詳細に書くのは難しいだろう。

    流れを追っただけの感じはする。

    しかし5年ごとに戦争をした日本。

    まさに激動の時代だった。

  • 日清戦争・日露戦争が、東アジアの勢力図を塗り替え、大日本帝國が「帝国」と化す原因となったことを明らかにしている。近時の植民地支配正統化論とは全く異なった論調に貫かれた、優れて学術的な内容。

  • [ 内容 ]
    立憲国家となった日本は、日清戦争、北清事変、日露戦争とほぼ五年ごとに大きな戦争を繰り返し、台湾と朝鮮という二つの植民地を獲得した。
    帝国議会が開かれた国内では、藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方、国民統合の動きも見られる。
    「輝かしい明治」像を問い直しながら、「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の二〇年を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 初期議会
    第2章 条約改正
    第3章 日清戦争
    第4章 台湾征服戦争
    第5章 日清戦後と国民統合
    第6章 民友社と平民社
    第7章 日露戦争と韓国併合
    おわりに―「輝かしい明治」論とナショナリズム

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    [ 参考となる書評 ]

  • ここは日本人なら深く掘るべき事実。
    知らないとお恥ずかしい

  • 岩波新書が今順次刊行している「シリーズ日本近現代史」の?です。日清・日露戦争の時期、要するに19世紀の終わりから20世紀の初頭にかけての、日本が西洋に追いつき自他共に認める列強の一国として世界に進出していく時代です。著者はこの時代を「戦後が戦前だった時代」つまり、日清戦争終了後は「戦後」であったが、それは次にくるロシアとの朝鮮半島および満州を争う「戦前」であった時代という視点から本書を上梓しています。内容は日清戦争の「戦前」であった初期議会から日露戦争の「戦後」処理として韓国を併合するまでの20年強の通史で、細かい内容に深入りせず当該時代の概観が展望でき、日本史が専門外の私は授業するうえで大いに参考にさせていただきました。ですので、専門の方はちょっと物足りないかもしれません。

  • 近現代史シリーズの第三弾。日清・日露戦争を中心に韓国併合までの社会の流れと、それに付随する思想界の流れなどが書かれている。

著者プロフィール

1948年生まれ。佛教大学歴史学部教授

「2013年 『兵士はどこへ行った 軍用墓地と国民国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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