- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310587
感想・レビュー・書評
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ある時に、誰かが
"君はどんな先生を目指しているの?良い先生ってどんな先生?"と聞いてきた。
恥ずかしいけれど、私は答えることができなかった。
そんな時に出会ったのが本書であり、愛読書になった。
まだまだ自分にとってこの大きな問いに対する答えは出ていないが、この本は"教育"という大きな扉をこじ開けてくれた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まずは教師自身が学びでますとして一定レベルに達していることが大切。向上心を技化する。教師は人間的魅力と専門的力量。
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いまいち統一性はない?気がするが、著者の溢れる教育熱を感じた。
教育の難しさに気落ちしそうだったが、斎藤氏のように教育を楽しみ、やりがいを感じるようになりたいと思った。
学生時代に学ぶプロになりきれなかった自分は、まず多くの本を読んで学ぶプロになりたい。
そしてこの熱を生徒に還元したいと思う。 -
著者は教育法を専門としているらしい。だから超多作の著者にとって本著は代表作にならねばならない。確かに著者の熱い想いは伝わってくるし、内容的にもそれなりの説得力はある。教育は学校だけでなく企業や家庭やその他人に何かを教える場面においては全て関係するというのも頷ける。しかしながら、その熱さ故か教育者を聖職扱いし、過重労働を推奨している点は気になる。10年前の作品なので今は考えが変わってるのかもしれないが、なら著者のライフワークとして改訂版を出すべきだろう。また、教育者をリーダーとしているが、教育者はリーダーではなくコーチである。その辺も履き違えている印象がある。
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模範的な教育者とは、こういう人ですよ、ということを詳しく説明した本。
教育者の資質について、かなり具体的に書かれているので参考にはなるが、後半は、結局は生まれ持った資質が教育者に向いているかどうか、ということなのだ、と言っているように読めた。
そうではないと思うので、星3つ。 -
好きでたまらない情熱に溢れた人が先生であるべき、親も子供にその背中を見せるべし的な。
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さまざまなテーマの著書を刊行している著者ですが、本職は教育学者です。本書は、著者の教育論の根幹が、分かりやすく語られている本だと思います。
著者は、教育の中核に「あこがれにあこがれる関係づくり」を置いています。つまり、教師自身が学ぼうとする強い意志を持ち、その熱気が生徒たちに伝わることで、生徒たちを教え導いていくような関係が、望ましい教育の形だと考えられています。著者はこうした立場から、教育に関するさまざまなテーマを論じています。
「真似る力」や「段取り力」などは、著者の自己啓発書ですでに目にしたことのある言葉ですが、それらが教育という場面で培われた発想だということを知ることができて、興味深く読みました。 -
教育に関する本だが、仕事には教育がつきもの。何かを教えることに関係している人には、読んでほしい。教える際の心構えと教え方のヒントが満載。
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教師に求められるものとは何か。あこがれの伝染としての教育、祝祭としての授業、社会に食い込む技術、さらには開かれた体、課題のゲーム化…。数々の斬新な視点から、「良い先生」の条件を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
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