- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310594
感想・レビュー・書評
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地域再生にはただひとつの正解はない。大事なのは他に流されず、自らの地域を知り、住民の意見を尊重し、要するに自分の地域に目を向け続けることなのだと思う。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20070424#p1詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一次産業の地域では過疎化、産炭地は荒廃。今、都心では中心街が空洞化している。地域開発計画が、霞ヶ関を頂点とした官公庁の官僚・役人によって立案され、短期間の人事異動サイクルで交代するシステムのもとで、計画策定と計画実施に「責任を取るものがいない」と、著者は指摘する。
手法はいろいろあって、成功例も数少ないが、そこに共通するものは、地域住民が参加し、知恵を結集。「横並び」ではなく、オンリーワンの施策が成功しているという。しかし、「焼酎特区」のように成功する地域が出てくると、たちまち他の地域が真似る。これでは、「横並び」であって「共倒れ」を結果するーと、国民性を指摘する。
「地域再生」。多くの人が関心を寄せている。政治家が経済人が、声高に叫ぶわりには、永続性と成功例に乏しい。環境、健康、文化、民度。地域再生の新しいキーワードなのかも知れない。
読んでいるうちに、チャンレンジしてみようかとの気持ちを抱かせる点で、一読をお勧めしておく。 -
ざっと斜め読み。
いかにも評論家らしい内容の一冊。
だったら自分やってみたらどうか?
知識をたかめるための一冊。
2007/03 -
都市と地方の格差が広がっている現在、一体どのような形で地域を再生していけばいいか書かれた本。武蔵野市の実例なども書かれている。