数に強くなる (岩波新書)

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著者 : 畑村洋太郎
  • 岩波書店 (2007年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310631

数に強くなる (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 鉄の比重とガランドウの割合から、おおざっぱに車の重さを算出すると、いい数字になる。
    こういうことが出来る人が、数につよい、っていうんだろうな。
    自分の評価は2割増、というくだりでは、「そのとおり!」と思いました。

  • 数学とかそういう話ではなく、実生活のうえでの数に対する感覚について書かれています。いろんな物事に対する感覚を、数に置き換えて考える癖を付けることで、鋭くしていくことができます。そのことを著者の実体験と考え方を示すことで語られています。数とは何なのか。その構成要素など。数にまつわることで、著者の日頃考える考え方を具体的に、分かり易く書かれています。日常のいろんなところに数が隠れていることが分かり、非常に面白く読ませていただきました。

  • 課題図書。

    「おわりに」で『博士の愛した数式』を出して、自分なりの数への近づき方をこの本で表現したかったとある。
    確かに、全体を通して楽しませようとしてくれる文章で、縦書きであることにも、好感を持つ。

    では数に強くなれたかは……として、数をどのようにイメージするか、ということには幾つかの視点を得られたように思うのだ。

    面白かったのは、日本とヨーロッパのお釣りの渡し方の違い。
    日本は、大きな単位のお金から引き算をするが、ヨーロッパはモノの値段に足していくことで、お釣りを作っていく。
    これ、やりにくい!って思うのだ(笑)
    でも、ヨーロッパの人には反対に日本のお釣りの渡し方や考え方がやりにくいと思うかもしれない。
    どう数を考えるかということは生活に結び付いている、案外侮れないことなのではないかと感じた。

    もう一つ、「17×18」を計算するときに、筆者は「17×20」を作って計算する。
    この人には(というか数に強い人は)そう見えているんだろうなぁーと思うし、羨ましい。
    こういう見え方が出来ると、アプローチの方法が増える。
    感覚的に近いものが浮かんできたりするのだろう。
    それには書かれてある通り、ある種の訓練は必要なのかもしれない。
    ただ、残念なことにはそのトレーニングをするだけの根性が私にはないのであった……。

    そんな訳で、読み終えた私の手元には偶然呼び寄せたらしい『失敗学のすすめ』が……!
    しばらく畑村さんから逃れられないらしい。

  • 物事の数を把握するということはどういうことかを説明する本。基本的にはフェルミ推定の考え方。あとは定量的に考えることの大切さを説く。そしてこれらを行うためには、実感できる形で考えようという話。

    本の売り上げを例に出した「量的変化が質的変化をもたらす」という話が面白かった。程度は低いが、ブログを書いているとこの感覚は分かる。

  • 「失敗学」で有名な先生が、そうした活動の基盤になる「数」の捉え方について書いた本。ここでいう「数」は「かず」であり、「すう」ではない。つまり、数学や、実践的統計手法とかそういうのでなく、日常でデジタルな考え方を鍛えて、計量的な思考回路に馴染んでいくべしという提言。前半は確かに示唆的で気付きが多く、為になったが、だんだん、ただのエッセイになっていってしまう惰性感あり。文章はわかり易いが、(たぶん意図的な)与太話が多くて、ちょっと面倒。それと、折々に挿入されている図解の出来があまり良くない気がする。

  • 即座に判断したり、全体を見通すために、自分で数を作り出せること、数を経験と結びつけられることが大事。数学の本ではない。

  • ほんの少し数に親しみが持てるようになったような、なってないような…。

  • さらっと読める。数の感覚を磨くために普段から意識して努力するのは疲れるというか生きづらいと思うが効果的だろうと理解はできる。数の声を聞くあたり、読んでいても興味を持てず。

  • 数に対する自分の偏見、壁、抵抗を取り除くために本書を手にしてみました。
    その希望通り、本書を通して数に対しての寛容性が出てきたように思います。
    しかし、本書の内容は最も基本的なスタートラインと言ったところで、ここからさらに先に進んでみなくては、と思っています。
    著者は、失敗学などでお馴染みの畑村洋太郎氏なので、内容は確かであります。ところどころに著者のユーモアが織り交ぜられていますので、「数」というテーマでありますが、固くならずに気楽に読み進めることが出来ます。
    中高生などにもお奨めです。

    書評ブログ『続・本でもって』内の記事はこちらから
    http://booklife.hatenablog.com/entry/2015/08/09/185627

  • "数"についての新しい視点を与えてくれる本。真のリーダーは全体像を捉えることに長けている、そして量的変化だけでなく、質的変化もつぶさに捉えることができる。統計をただ眺めるだけではなく、1人当たりの量まで加工する。実感が無ければ納得しないし、実感と合わなければ疑問が生まれ、考える。という言葉が印象的。

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数に強くなる (岩波新書)の作品紹介

「数字なんて見るのもイヤッ!」…とはいっても、仕事でも何でも付いて回るのが、数字の厄介なところ。この本は、日頃そんなふうに感じている人のための本です。『直観でわかる数学』のハタムラ先生が、とっておきの「数の極意」を伝授します。読めばたちまち効果テキメン。数字に負けない地力とシブトさが身につきます。

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