- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310747
感想・レビュー・書評
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地方分権。地方から活性化。そのためのウェブの活用。
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西垣通の書いたものは相変わらず難解.
Web2.0,SNS,2007年問題など学術的に高尚ではない流行りものを取り上げているのに難しい.
でも,多少は分かるところもある. -
「そもそも情報は伝わらない」「生きる意味を検索できるか」など章立て名に表れている問題意識がいかしている。
以下、抜き書き。
・意味を固定化する規範化作用が、国家権力というより国家規模のコマーシャリズムから生じていることに気づかねばなりません。
・機械と生物の相違はいろいろありますが、本質的なのは“時間”との関係です。
・注目すべきはことは、場に拘束されない宗教である一神教と「情報」の関連です。
・もし仮に適切なメディアを設計し運用できれば、そこに新たな社会システムが出現することになるはずです。
・大切なのはわれわれが生き延びていくための「知恵(wisdom)」であり、それは社会情報から精選されたエッセンスであって、身体をもったわれわれ人間が随時、あたえられた状況や文脈に応じて紡ぎ出すものです。
・私は二一世紀の日本は「ハイパー(超)多極分散国家」をめざすべきだと考えています。 -
ウェブ社会を知るための良書。
ここでの知識は大学生活に大きな影響を残した。 -
想像していた、こんなに便利なウェブ社会万歳!的な内容ではなく、ウェブ社会に対し批判的な目を向けている。
情報学的な抽象的、理論的な内容、人間社会のマクロ的な側面に目をむけた内容がほとんど。
あまり中身を見ずに借りた本なので期待はしていなかったが、内容は濃くで勉強になった。
詳細を論じるには新書では少なく、若干説教臭いのがたまに傷。
著者の他の書籍も読んでみたいと思った。 -
ウェブ進化論と合わせて読むと尚良し。
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自分はこの著者、西垣徹氏の本が好きである。最初に手に取ったのは「デジタルナルシス」である。IT関連の本にしては(もちろん詳しく書かれてはいるのだけれど)文学的な表現がされていて、とても読みやすいです。本書でも昨今のWEB技術や、今後の進み方について分かりやすく書かれています。