「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から (岩波新書)

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著者 : 中島みち
  • 岩波書店 (2007年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310921

「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 考えさせられる

  • 2006年射水市民病院で起きた人工呼吸器の取り外し事件を主軸に、真の尊厳死とはどういうものなのかを筆者が語った一冊。
    個人的には、筆者の感情や主観がありありと文章に現れるノンフィクションは好きじゃないです。

  • 富山県射水市立病院で医師により人工呼吸器取り外し事件があったことを覚えてらっしゃいますか。
    この事件は、2006年3月25日に報道されました。
    報道された事件と異なる事実を書いた本です。
    著者の中島女史は、感情的にならずに最後まで冷静に配慮を重ねながら(外科部長に対してまで)取材して得られた事実を記載しています。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11939246013.html

  • 2014年4月16日読了。

  • 今回この本を登録するにあたっての検索で、「尊厳死」に関わる書籍がたくさんあることに気付き、改めて現代社会の課題としての大きさを感じた。
    富山の事件・事例からの考察であるが、善悪の判断を下すには余りにも難しく、しかし、それは誰もが避けて通れない「死」の問題でもある。
    死を選択できる時代であればこそ、個人が自身の生き方・死に方への考察を深めて、ぶれない選択をしておかなければいけないのかもしれないと思った。

  • 尊厳死の在り方について真正面から向き合った1冊。
    初版発行が2007年。6年断った現在、現状はどのように変化しているのだろう。

  • 相変わらず緻密なインタビュー。

  • 中島みち氏は、取材にあたってとてもニュートラルな位置から入り、徐々に深層に入ってゆくに連れて、立ち起こってくる疑問符を率直にX医師に投げかけている。そのバランスの良さは評価に価する。月日が経ってこの事件を見直してみると、X医師の取った行為は尊厳死でも安楽死でもない、主治医の偏った考え方の現れに過ぎなかったことがわかる。

  • 呼吸器外しは必ずしも患者のためにはならない。生きる者の傲慢を恥じた。

  • 2006年に富山県の射水市民病院で入院中の末期患者7人の人口呼吸器が取り外され死亡した。
    医者は「尊厳死」というがその真相は?

    この本を読む前は痛みで苦しむ患者や家族の為にも
    「安楽死」は認められてもいいのではないかと思っていたが、この事が「尊厳死」としてまかりとおれば医者の診療技術や家族の都合だけで「死」を迎えることになるかも知れない。
    高齢社会が現実になったいま終末期医療を真剣に考えねばならないと思う。

    中島みち氏自身もガン患者であり、彼女のお姉さんそしてご主人もガンで亡くされている。その時苦しまれたお二人のこともこの本を書かれた一因だと思う。

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「尊厳死」に尊厳はあるか―ある呼吸器外し事件から (岩波新書)の作品紹介

二〇〇六年三月、富山県の射水市民病院で入院中の末期患者七人の人工呼吸器が取り外され、死亡していたことが明らかになった。実際にはいかなる事態が起きたのか?その後つづいた「尊厳死法制化」をめぐる政府・医療界・メディア等の動きも踏まえ、今、日本の終末期医療に真に求められていることは何かを渾身で問いかける。

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