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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
子どもが育つ条件というタイトルだけど、内容は「少子良育戦略」となった現代社会と先行教育の現状、晩婚少子化の原因、夫と妻の関係、そして社会の変化、労働時間、非正規、保育園への偏見などなど子どもを育てにくい状況にまつわる話もりだくさん、つまりは殆ど少子化の話。こりゃー女性は産む気になれないよね、という感じ。重要な点は、仕事と家庭の両立の問題が、現状では殆ど女性だけの課題となってしまっていること。 ... 続きを読む »
というか子どもを育てる親の条件だと思う。 父親不在の家庭・育児の問題が主題になっている。 母親の育児不安とは、1つは子どもの育児に関して、 2つ目は没個人によるもの。 その原因について、なぜ母親主体の育児が行われてきたか、 そして、今、なぜそれを変える必要があるか。 戦時中は多産がよしとされ、父親は早くに亡くなり、 母親も育児から解放される頃には年をとり... 続きを読む »
自分が普段から感じていることを、論理的に説明してもらった感じです。そういう時こそ、批判的な目が必要なのですけど。父親の育児参加はスペシャルなものに留まってはいけない、保育園は積極的な学びの場、といったところ。1.5次的養育者としての父親像って描けないかなーと思いました。
講義の際に先生に勧められて、発達心理学・家族心理学に興味があったことから読んでみました。 全五章で構成されいて、心理学だけでなく、社会、医療、労働、ジェンダー、様々な観点から書かれていました。 例えば、育児不安は日本に特徴的な心理であり、昔からあったのではなく、比較的最近の現象である。しかも専業で子の養育役割を担っている母親の方が育児不安が強いという調査結果が出ており、その背景には一人... 続きを読む »
硬いタイトルに硬い内容。子育てだけでなくジェンダーのあり方にも目を向ける。家族心理学を研究してきた柏木さんの集大成のような本らしい。 柏木さんが憂うのは女性にばかりプレッシャーがかかる子育てのあり方。もともと家族規範意識の強い日本にあっても社会の現代化の影響は家庭にも及ぶ。責任を背負い込んだ女性は専業主婦として子育てに没頭し、仕事を続ける女性には非難の目が向けられ、リスクを察知した女性は子供... 続きを読む »
一見、育児本のようでいて、この本は自分自身の生き方を見つめなおす機会を与えてくれる本だ。
子を持つ親(特に父親)、夫婦、そしてこれから家族を作ろうとする若い人たち、今少子化問題に取り組む政治家たち、子育てが終わった夫婦にも、社会を担うすべての人たちに読んでほしい。
「育児は育自」こう言われて久しいが、この言葉が全てを表していると思う。
子育てではなく子育ち。子どもは適切な環境さえ与えられれば、育てようとせずとも育っていく。そして、当事者である親だけでなく、親戚・学校・地域すべての社会の人々が、子どもの育ちを通して、人生の中で成長し続けることができる。この事実をわかっていない人が多すぎる。
「子どもが育つ条件」それはすなわち、子どもの周りにいる大人たちが、自己実現できる、個としての自分の成長を実感できる、「育つ」環境にいるということに他ならない。
この著者の講演を聞く機会があって、
ぜひ著書を読んでみたいなと思っていたら、
知人が貸してくれた。
長年、家族のことを研究してきた心理学者が
書いたものだけあって、
内容に重みと説得力があった。
自分が漠然と思っていたことを
理路整然と示してもらたような感じで、
今後の自分の子育ての指針になった。
書き留めておきたい言葉がたくさんあった。
「日本の社会は、子育てはあるが、
子育ちが不在。」
「子どもは自ら学び、自ら育つ。
そしてその力を発揮できたとき
最高の満足と、自己有能感を持つ。」
「『子どもをよく見る』は養育の第一歩」
「子どもに重要なのは応答的な人と環境」
「子育て支援の対象者は、
『育てること』や『育てる人』ではなく、
『子どもの育ち』でなければならない」
子育てというのはだれもがみな不安に感じていることである。母親はもちろんのこと父親も不安に思っている。子供を育てるには並大抵のことではない。女性は、家事をやりながら、仕事もやっている人が多くいる。子供はいたるところでたくさんのことを吸収する。良いことも悪いことも吸収する。子供も育ち、親も育つ。子をそだれるということは、自らを育てることになる。社会という集団で子供を育てるということはとても大切なことである。子供は、宝である。
各章の要点を。 ●第1章 『育児不安の心理』 育児不安=最近の日本に特有な現象(世界的に稀) △背景として ・母親が有職か無職かは、子どもの発達になんら影響がない(むしろ有職の母親のほうが優れている) ・女性労働のM字型化 ・他国では出生者と養育者が違うこと多数、日本でも里親制度あり→健やかに育っている。産みの親が養育者としてベストは幻想。 △育児不安の理由 ?子どもの... 続きを読む »
発達心理学・家族心理学に興味があるので、 読んでみたいと思っていた本。 男性にもぜひ読んで欲しいと思う。 子育てだけでなく、ジェンダー、家族、労働など 幅広い観点から説いていた。 私、これまで子どもをもつ機会があれば 仕事を辞めて子育てに専念したいと思っていたが、 これを読んで、考え方が変わった。 自分も無理のない程度の仕事をしながら成長し、 かつ、子供を... 続きを読む »
心に残ったことば ・おとなになったあとも、人の心や行動は、様々な体験を通して成長・発達し、さらにそうした日々の成長が人を活性化させ、充実感や幸福感をもたらすことが実証的に明らかにされてきた。(225p) ・(ひきこもりや不登校)は表面的には社会からの逃避や退行の現象ですが、一方では未成熟な自我を再生させる「さなぎ」の敷きであるともいえます。(67p) ・一般の対人関係では、自分が集団や相手に... 続きを読む »
期待していたような内容だったので☆5つ。
今の社会状況と現代の望ましい家庭環境のずれが家族にとってどれほど負の結果を生み出しているかを知る。これは、読んで価値があったと感じる。自分の思い描く家族の理想象というのは実現不可能なのかもしれないということを考えさせられる。
心理学的な観点から、子育てを論じています。非常に文章が上手であるため、読みやすいです。時折見せる社会学的な観点が、しかしまだ不十分な感じがしてやや残念です。ただ、子どもの教育というものを保守的に考えずに、新しいアクターを含めて、積極的に捉えていこうという視点は非常に共感を覚えています。なかなかの良書だと思います。
「先回り育児」「よかれ」との思いが「愛という名の支配」となり「よい子の反乱」を引き起こす。「できるだけのことをしてやる」子育てでなく、あえて「してやらない」ことも必要だと説く。また、子の成功に賭ける母子一体的生き方でなく、親自身がひとりの大人として成長することの大切さについても言及する。
家族のなかで女性の個人化が促されつつある。母や妻の役割を果たしても人生は終わらない。少子化と長命がその理由である。その結果、一個人としての生き方を模索していく妻に対し、旧態依然たる夫の認識。中高年夫婦では男女間で著しく結婚満足度にギャップがある。
夫婦のパートナーシップの再構築が重要課題という分析は我が家の状況とも重なる。
この本をこのカテゴリーにしてよいのかは分かりませんが・・・。
心理学という学問の視点から教育に必要なのは両親の人間としての生き方、その満足度だとしています。
やや、母親の女性としての不満を取り上げすぎな点についてはやや閉口する部分もありますが、基本的には頷ける内容です。

最近の風潮をふまえて、それを補正してくれる本で、個人的にはかなり有益でした。オススメ。私は子育てという観点で読みましたが、家庭内の男女平等・家事分担とい観点でも有益な本です。図書館で借りましたが買おう...






