ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

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著者 : 堤未果
  • 岩波書店 (2010年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312253

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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)の感想・レビュー・書評

  • 前作の続き。絶望は深まるばかり。
    滅亡せずに人口減少できるといいなと思うばかり…

  • 2010年刊行。


     通勤中に一気に読破した本書。その読後感は、めまいを感じるほどの内容というものだ。

     本書の対象は
    ① 学資ローン問題、
    ② 医療保険問題、
    ③ 民営刑務所問題
    の3点である。

     ①につき、本書は、独占状態の民営化企業(サリーメイ)が大学にも影響力を行使し、学生を経済的に破綻させるだけでなく、学業成就の阻害要因となっている事実を赤裸々に書いていく。
     のみならず、この問題の前提となっている社会情勢は、大学への租税投入の減額と、これによる学生の学費の自己負担の顕著な増大が生じている点にあるとするのだ。
     ここでいくらレビューしても、実情は本書を読まないと具体的に伝わらない。大学生、大人なんだから自己負担で良いんじゃないという余りに雑駁な議論が問題点を覆い隠していくのだ。


     次に、②につき、政治と企業との癒着に起因する構造的問題を暴く。
     換言すれば、これは医産複合体というべき状況であり、民間医療保険会社・製薬会社がタッグを組み、薬価を高止まりさせ、中間層(非高齢者・非低所得者)の負担を増大させているのだ。時に、治療を受けただけで、余りに高額な負担に耐え切れず、医療破産にまで至ることがあるという。
     おちおち病気にもかかれないし、病気という極めて偶然性の高い事情が人生の転落の兆しというのは、笑える事態ではなかろう。


     そして、③のテーマ、民営刑務所につき、囚人を安価な労働力として利用する実態が暴かれる。これは国防総省も利用側に含まれるといった側面も見受けられる。

     その内実を備に見ると、例えば、ストライクスリー法(有罪3回目であれば、罪状の軽微如何を問わず「終身刑」となってしまうこと)による終身刑者を増大させる法整備がある上、民営刑務所を建てるのに、REITを利用した投資の対象として、事実上の蛸部屋を社会に増加させていることが想起できそうな内容である。
     本来矯正施設は、現に犯罪を起こした人間を社会復帰させることで再犯を防止し社会の安全に寄与する制度であり、また、社会の安定化という意味では、塀の外で真っ当な生活をする人が多く、そこの収容者は少ない方が望ましいはずだ。
     しかしながら、先の制度を見るにつけ、囚人=犯罪者をあえて増大させ、かつその収容施設も増大させ、そこから甘い汁を吸う組織を作り出そうとしているのではないのかという疑念を生んでしまうほどである。
     
     以上のような眩暈を起こしそうな、米国の暗い実情が本書にて活写される。

     ここで終われば、米国固有の問題ということで、嗚呼、彼の国は大変なんですなぁというだけだ。しかし、翻って、日本を見ればどうだろうか。
     ① 貸付型奨学金の返済率が下がっていること、
     ② 健康保険制度の改悪が進んでいること
     ③ 刑務所の運営を民間に委託しようとする動きがあること
    など、アメリカの後追いともいえる状況が散見される。
     つまり、本書の状況は決して対岸の火事ではないのだ。大部分の中間層に大きな影響を及ぼしてきた米国の実態は、反面教師として、正しく学んでおくに如くはないのである。

     また、サービス分野におけるTPPに関しても、安易な導入には注意をしなければならないことが判る。つまり、保険・医療・投資など種々の役務提供領域において、儲かるなら何でもする米国企業に全ての日本企業が太刀打ちできるとは到底思えないし、米国的な拝金主義を蔓延させるべきでもないだろう。

     そういう観点からも本書の叙述は、我がこと、あるいは少なくとも反面教師として、理解しておかねばならないのである。

  • 前作に続き、米国の中流階級以下の人々の貧困地獄を描いている。救世主として熱狂的に支持したオバマ大統領も、結局支持基盤である産業界の意向を受けて、抜本的な医療保険改革や教育改革を行わず、イラクやアフガニスタンへの派兵を拡大させるなど、ブッシュ政権下の貧困化現象を悪化させてしまい、支持率を急落させたという。

  • 2009年1月にオバマ大統領が就任した。この本はその1年後の2010年1月に出版されている。医療制度改革など人々が何をオバマ大統領に期待したのかが描かれる。
    本書では、学資ローンにより学生が借金地獄に陥る実態、医療制度改革が製薬会社や保険会社のロビー活動により骨抜きにされていく実態、刑務所が低賃金労働者を供給する民間企業の一部となっている実態などをインタビューを中心に明らかにしている。
    ニューヨーク州では、スリーストライク法により、3度目の有罪判決を受けると、犯罪の内容にかかわりなく、終身刑を受けることになっているという。一方、刑務所は運営の民営化が進んでおり、時給40セントで労働させられ、部屋代と医療費で毎日2ドル引かれるなどしており、最終的に刑務所を出るときには借金を抱えることとなり、社会復帰がさらに難しくなる。アメリカ国内の大手通信会社の一つ、エクセル・コミュニケーション社は電話番号案内のオペレーターを刑務所に委託している。塀の外なら最低でも月900ドルの給与と社会保険等の経費が掛かるところ、囚人を雇えば、月180ドルで福利厚生費は一切かからない。こうしたことから、以前は第三国に委託していた業務も最近では刑務所に委託する企業が増えているという。今では刑務所REITが安定的な収益が期待できると人気になっているほどだ。
    アメリカ社会は一体どうなってしまったのだろうか。オバマ大統領も結局アメリカ社会を変えることはできなかった。そして、今度はトランプ氏のような過激な発言で民衆を煽る人が大統領候補として人気を博している。アメリカ社会の分断の状況は深刻だ。

  • アメリカについて今までどれほど無知だったのかが分かった。学資ローンと刑務所ビジネスの話には特に驚いた。アメリカは教育制度がしっかりしていて、みんな奨学金で大学に行くなんて恵まれているな、などと思っていたが間違いだった。他のローンでは適応されるはずの保護すら外された学資ローンで借金まみれになる学生は少なくないんだとか。刑務所の話はさらにすごい。刑務所が更正の場ではなく、労働市場になっているなんて信じられない。
    日本人で良かったなんて思ってしまったが、アメリカの貧困は他人事ではない。リーダーに丸投げするのではなく、リーダーを動かすことで変化は生まれる。本当にその通りだと思う。

  • アメリカのイメージが本当に変わった。弱い者に一度でも格下げになったら、這い上がってこれない。お金がない人たちを食い物にして戦争続けるなんて、えらいこと考える国です。

  • 第一部の焼き増しのような内容で、少々くどくどしい。

  • ホレース・マン
    教育は人間が考え出したどんな知恵よりも人々の平等を実現する、社会の偉大な平等化装置だ

  • 前回はブッシュ政権だったのが、オバマ政権に時代背景が変化している。
    オバマケア導入までのプロセスが興味深かった。
    日本の未来を懸念すると同時に、残念ながらこうなってしまった場合のビジネスチャンスはどこにあるのかという視点からも読んでしまった。
    TPPもあり、決して対岸の火事ではないと思う。

  • 市図書館。

    刑務所のシステム。

    結局、どんな形でも一度転落してしまったら絶対に這い上がってこられないような仕組みなんだね。

  • カテゴリ:図書館企画展示
    2015年度第1回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第1弾!

    本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。

    木下ひさし教授(教育学科)からのおすすめ図書を展示しました。
        
    開催期間:2015年4月8日(水) ~ 2015年6月13日(土)
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

    ◎手軽に新書を読んでみよう
    1938年に岩波新書が創刊されたのが新書の始まりです。
    値段も分量も手ごろな新書は「軽く」見られがちなところもありますが、内容的に読み応えのあるものも多くあります。気に入った著者やテーマで探してみるとけっこう面白い本が見つかるものです。広い視野を持つために、興味や関心を広げるために新書の棚を眺めてみましょう。刊行中の新書を多様な角度から検索できるサイトもあります。(「新書マップ」)

    ◇女性ジャーナリスト堤未果の本
    良質のルポルタージュはマスコミが伝えないできごとを教えてくれます。堤氏の一連のアメリカルポはその好例でしょう。アメリカという国の現実はそのまま日本につながります。英語を学ぶだけではアメリカを知ったことにはならないのだと気づかされます。

  • 前作に引き続き、大国アメリカが抱える行き過ぎた市場原理ルポ。というよりも、前作以上に、医療・教育にページを割き、問題点を分かりやすく論じている。そして刑務所ビジネス。ショッキングな問題と、いつものような「他所の国」との感想は出ない。ここに書かれているのは、まさに日本の近未来である。

  • 貧困大国シリーズ第2段
    今作でも驚かされっぱなし。囚人ビジネスなるものがあるなんて。メディアは市民の不安を煽り、政府はホームレスを徹底的に取締り、刑務所は増加する。囚人は超低賃金で働かされ、福利厚生費はなし。
    こんなことが行われているなんて信じられない。でも、知ることができてよかった。

  • アマゾンの感想では、「これは日本の近未来かもしれない」という声が多く聞こえた。声は届き始めている。これが、前回彼女がこれを書いたときと違う一番大きな情勢であろう。潮の目が変わっている。最後の最後に堤未果は自らこのように書く。「チェンジは待つものではなく起こすものだという人々が、リーターに丸投げする代わりに自らのビジョンを描き、未来を創るプロセスに参加し始めたとき、真のチェンジは訪れるのだろう」

    というのが2010年3月に書いた感想だった。しかし、2014年12月の今、この警告は日本の僅かにしか届いていないことが現実なのだということが明らかになっている。

  • ブッシュ後のアメリカ2009年を、状況を描いた書。オバマ大統領へ変わった後も、アメリカ資本主義の本質は変わっていないということだろう。
    その弱肉強食ぶりは、むしろ現代の中国と相性がいいかもしれない。

  • 医療、犯罪、諸々の国家の関与の有様が南に及ぼす影響を書き連ねている。

  • 1に続いてより各論的にオバマ後の状況についてルポルタージュしていますね。
    米国の医療制度についてはとても勉強になりました。米国ではまずプライマルケアのドクター、日本語で言えば「かかりつけ医」でしょうか、に診てもらってから、必要により専門医に繋いでもらう、というシステムなのですね…
    そして、そのプライマルケアドクターが深刻な不足状況にあり、その余波でERに駆け込む患者が多くてERもパンクしているという…

    学費ローン地獄の話もよく聞きますが、なるほど…

    財政赤字の話を別にすれば、日本ってほんとつくづく恵まれていますね…

  • 本作では教育(学資ローン),医療,刑務所ビジネスにスポットが当てられている.ごく普通の生活を送っていた中級層が,何故転がり落ちるように借金に生活を蝕まれるようになるのか…?社会の根底にあるべきものがアメリカの巨大な民主主義の波に飲み込まれていく.ただただ衝撃的で,一瞬で読み終わってしまった.

  • 前著の『ルポ 貧困大国アメリカ』は、出た年に読んでいたが、この続編は、出てから4年経って読む。本が出てからの4年を思うと、アメリカという国がやっていることを、まるで日本が手本にして追いかけているように思えた。

    「Yes、We can!」や「Change」というスローガンのもとでオバマが大統領に選ばれたのは2009年。この同じ年の政権交代で、日本は非自民政権となった。そこに込められた期待は、海の向こうもこちらも似たものだったのだろう。暗黒の8年と呼ばれたブッシュ政権、長らく続いた自民党政権への不信や不満。

    オバマ政権の登場で状況は変わったのかといえば、悪者ブッシュを追い出したはずなのに、状況はむしろ前より悪くなっている。そのことを著者は取材をつうじて、書いていく。

    公教育、年金、医療、刑務所──4つの章でとりあげられるのは、学資ローンが借金地獄に変わり、企業年金の崩壊で老後の生活設計が崩れ、医療費が高すぎて医療を受けられず、刑務所が企業にとって格安のアウトソーシング先になっている、という事態だ。

    学資ローンが、通常のローンに適用されている消費者保護法から除外されていて、破産手続きができない、というのはびっくりした。奨学金という名の借金をしたことのある私には、他人事とは思えない。

    住宅ローンは、家を手放してホームレスになれば解放される。だが、学資ローンはたとえ借り手が死亡しても追いかけてくる。職に就けなかろうが、病気になろうが、失業しようが、学資ローンから逃れる術はない。「学生がローン返済を一定期間以上延滞すると、政府はあらゆる手段でそれを取り立てることができる」(p.49)という。

    ▼学生が延滞した債権は政府が引き受けて、その97%を民間の保証会社に支払うため、政府は回収機構を通じてどこまでも学生を追いかけてくる。(p.38)

    『ジェミーと走る夏』の物語では、ジェミーも、その母もおばあちゃんも、教育は未来への投資であるという素朴な信頼をもっていて、「なりたいものになれる」とキャスに話しかけていた。

    このルポでは、「学位さえあれば社会に出てから望む仕事につけるという幻想を今も抱いている人々は、金融機関にとっては高利の借り手として最高のカモなのです」(p.52)という、UCバークレイ校の低所得者用奨学金プログラムのアドバイザーの話が引かれている。

    それと対のように、「この国では、高卒の人間がつける職業はマックジョブ(マクドナルドの店員のような時給で働く仕事)しかないわ。いまどんなに借金しても大学の学位だけは取らないと、永久に低賃金の職を転々とするはめになる」(p.50)と語る学生の話も引かれている。

    ▼子どもたちにとっての教育が、将来への希望ではなく恐怖や強迫観念に変わる時、彼らの不安はある種の業界にとって、有益なビジネスチャンスになる。(p.60)

    このごろ「ナントカ活」という言葉が流行っているが、就活や妊活や保活などといったそれらの言葉は、こういう「恐怖や強迫観念」にやられているように思える。

    前科と借金のために職に就けず、累犯者となって刑務所に戻ってしまった人の弁護士が、こう語っている。
    ▼「問題は、この国の国民が恐怖にコントロールされ続けていることです。国民は、「テロとの戦い」というキーワードにあおられて、膨れ上がる軍事予算と戦線拡大を黙認し、次々に現れる病気への恐怖から薬づけになり医療破産している。
     学位がないとワーキングプアになると思いこまされ、法外な学費を払うために高利で借金をする。ホームレスになり刑務所に入ったあとも、さらなる借金スパイラルが追いかけてくる、といった具合です」(p.193)

    刑務所が格安労働市場だという話... 続きを読む

  • これも4年以上前に読んだ本だが、今でも鮮烈に覚えているのが、刑務所ビジネス。おりからの刑務所の民営化と9.11以降の犯罪者の爆増とが相まって、なぜか超格安の労働市場が誕生、それが結局、娑婆の労働市場を破壊しているという話。「アメリカは大学生に奨学金をたくさん出す国」とイメージされるが、そのローンが学生を食い殺している話等々。

    これらを是正する為に選出されたオバマ大統領がいかに希望の星であるか、ということがこの時点では書かれていた。(あくまでもこの時点)

    結果は、3部作完結の「(株)貧困大国アメリカ」を読むとよくわかります。

    いやあ、ロボコップ、マトリクス、ブレードランナーの世界はそこまで来ているような気がする。

  • 同じタイトルの続編。続編はリーマンショック後に書かれたもので、前著よりも深刻度を増している。
    本書では、「学資ローン」、「社会保障」、「医療」、「刑務所ビジネス」を取り上げているが、どれももともとは政府の仕事のはずだが、民間ベースになってきているところがポイントである。まさにお金で買えないものはないという世界。ただし、買うにはとてつもなく高額を支払うことになる。富裕者層のための制度になりつつあるともいえる。
    これらは財政赤字を削減するために、これらの予算を削ったことからはじまる一連の改革?の結果である。日本は国債による借金問題を先送りにしているので現実の問題化していないが、近い将来、いよいよ国の借金を減らすフェーズになれば同様のことがおそらないとも限らない。米国におけるこの現象は行き過ぎた市場主義からの帰結だといえる。日本が今後どのようなかじ取りをするべきか、国民レベルでも知っておく必要があるだろうと思う。

  • 再読 教育ローン、医療保険、そしてついに刑務所まで民営化・・・ オバマの時代、「変化」したのはオバマの白髪が増えたぐらい??

  • 『オバマが』大統領になったと、大きな期待を寄せられていたが、実態は、オバマが『大統領になった』に過ぎなかったようだ。つまり、彼はマイノリティの代弁者でもないし、社会的弱者の救済者でもなく、ただの政治家だったということ。また、だからこそ大統領になれたのだろう。本書は「学資ローン」、「社会保障」、「医療」、「刑務所ビジネス」を取り上げているが、そのいずれもが日本の近未来像を見るようで、きわめて恐ろしい。今の日本もまた、同じ資本の論理に立っているからだ。すなわち、ごく少数の富者と、圧倒的多数の弱者という構図だ。
     本書を読んでいると、資本主義という社会モデルも、もはや破綻寸前なのではないかという気がしてくる。

  • 貧困大国シリーズの第二弾。
    前作よりさらに救いのないアメリカの影の部分が描かれている。

    学資ローンと刑務所ビジネスは自分の無知で知らないこともあり、本当に驚いた。
    医療保険も含め、TPPが発効すると、全部日本に入ってくるんだろうな。
    これはただ事ではない。日本のメディア、政治家は米の問題だけでなく、そこらへんの説明もきちっとした上で、TPPの問題は進めるべき。

    まさに、今の日本はアメリカと同じ轍を踏もうとしている。

    黙っていると大変な事になる。
    ごく一部の人間だけが栄え、多くの人間が苦しむのは、やはり良くない。

    アベノミクスは、教育でも保守化を強化しようとしているが、本来の意味で日本人の持っている伝統的な美徳を大事にするなら、強いものだけが生き残る今の市場原理主義は相容れない部分が多いはず。是非、その本来の部分を大事にして、政治を進めてほしい。

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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)の作品紹介

経済危機後のアメリカでは、社会の貧困化が加速している。職がみつからず、学資ローンに追い立てられる若者たち。老後の生活設計が崩れた高齢者たち。教育や年金、医療、そして刑務所までもが商品化され、巨大マーケットに飲みこまれている。オバマ登場で状況は変わったのか。人々の肉声を通して、アメリカの今を活写するルポの第二弾。

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)はこんな本です

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