- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313083
感想・レビュー・書評
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介護保険を利用してのサービスには、提供する側にも受ける側にもいろいろな制約や不具合がある。本当に認知症の利用者の立場を考えたら…といろいろな工夫や行政を巻き込んだ取り組みをしている事業所を紹介。
利用者自らがレクリエーションを選択したり、
医師や看護師がケアマネ資格を取得して、医療と一体化したケアを行ったり、
地域と密着して、ボランティアや近所の子どもや若者も入り乱れた場所にしたり、
介護を担う家族をサポートする場を提供したり、
自宅で暮らすお年寄りを守る成年後見人制度で、地域の人々が後見人になれるように講習会を開いたり。
なるほどなぁと、こんな事業所ならいいよなぁと思う反面、では、私の働く事業所でこれができるか?となった時、やはりいろいろな制約があったりする。
結局は、私自身にその制約を取っ払うために、相応の労力を払う覚悟があるのか?と突きつけられているようで、ヘタレな自分にへこんだりしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容は面白いと思うが、文章の書かれ方が苦手。著者の本を読んでたほうが読みやすいのかも。ちょいちょいそんな記述があるのが患いと思うことがあった。
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認知症問題は治療へのアプローチではなく、ケアへのアプローチ。また、問題意識は社会の労働力の問題から貧困の問題、様々な問題を包含している。「ケアするもののケア」も最大の課題だろう。