本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 2008
感想 : 259
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313328

感想・レビュー・書評

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  • 子供へ読ませるのを、ちゃんと選んでるでいい筈。

  • 読みたい少年文庫がいっぱい!未読リストつくらなきゃ~と思った。

  • 宮崎駿さんおすすめの岩波少年文庫50冊の紹介などだということです。

  • 宮崎駿が児童文学作家である事実を突きつけれた。

  • 児童書、読みたくなりました。
    私も子どもの頃、児童書を読んだりしていたけれど、その時も挿し絵を見て「読みたい!」と思ったり、「これは読むのやめよう」とか考えていたのを思い出して、挿し絵は決定的に大きいと挿し絵の存在を語っていた駿さんの言葉に共感。
    「たのしい川べ」とか「床下の小人」とか、挿し絵に注目して読みたいな、あと、「借りぐらしのアリエッティ」見たことない!って気付いたので見たい、「たからさがし」も見たい、、
    『現在は、写真も映像もあふれかえっていますから、一枚の絵を丹念に読みとる習慣を失っているんだと思います。』

    駿さんが紹介されている、児童書50選を、図書館とかでちょくちょく借りて読んでいきたいなぁ、
    あと、自分のとっておきの1冊をみつけたい!

  • 尊敬する宮崎駿さん。長生きしてください。でもこの本を出してくれてよかった。吾朗さんもいるからよかった。

  • この世は生きるに値するんだ

  • 引用します。
    「要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。」

    もう一つの発見は、「小公子」の絵は古茂田守介が描いている、ということだった。現在の版ではなく、1954年刊の方ですが。

  • 宮崎駿監督が選んだ岩波少年文庫の本紹介。
    個人的に気になったのは、
    ・人間の土地 サン=テグジュペリ
    ・訳者 石井桃子さん
    ・秘密の花園 バーネット
    ・シャーロックホームズの冒険 コナンドイル
    ・不思議の国のアリス ルイスキャロル
    ・くまのプーさん AAミルン
    ・夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
    ・ももいろの童話集

  • 風が吹き始めた、今、ファンタジーを作ってはいけない。
    この言葉に強く共感した。その言葉が書かれているというこの本を読みたくなった。この言葉自体は、ネットの何かの書き込みで知った。
    「吹き始めた風のなかで」の章は、『風立ちぬ』を知った今ではよく分かる。宮崎駿という人が、信じるに足る人なのだと思える。
    今、ファンタジーを作ってはいけない、その答えが『風立ちぬ』なのだと分かる。

    岩波少年文庫の簡単なガイドブックとしてもとても良いと思う。ロビンソン・クルーソーにはちゃんと批判も書き込まれていたりして、真摯だなと思う。
    久しぶりに岩波少年文庫の棚に行ってみようと思い始めた。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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