本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 1994
感想 : 259
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313328

作品紹介・あらすじ

「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」。アニメーション界のトップランナーとして世界的に注目される著者が、長年親しんできた岩波少年文庫の中からお薦めの五〇冊を紹介。あわせて、自らの読書体験、児童文学の挿絵の魅力、そして震災後の世界についてなど、本への、子どもへの熱い思いを語る。

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎氏が幼少期あるいは大人になってから出会った岩波少年文庫本のレビューや彼自身の人生の振り返り、3.11以降の日本の未来について記されている。

    自分はジブリファンではなく、数ある作品群をマスターしているわけでもない。
    現在読み進めている別の本に本書のことが取り上げられており、そのための教材として手に取った。だからか(と自分で言うのもなんだが)著者のことや彼が生み出す創造の源泉を、先入観なく追うことができたと思う。

    あれだけの人気作品を世に出す人だから、難解な本を参考文献にしてそうな気難し屋の印象だった。
    読破後も気難しそう(&ちょいめんどくさそう?笑)なのは変わらなかったけど、本に関しては違った。難解な大人の哲学書や小説(「何でこんな残酷なものを人は読めるのだろう」)よりも児童文学の方が肌に合っているとの事で、子供の存在も決して見落とさない。
    何より「この世は生きるに値する」がモットー(らしい!)のジブリ映画は、「生きてて良いんだよ」と子供たちにエールを送る児童文学と深くつながっている。

    「この挿絵画家をアニメーターに起用するとさぞ凄かろう」と、アニメーターらしいコメントもされていた。
    彼の記憶に焼き付いている挿絵は、物語の核心に迫る場面のものではない。しかし自分の読書体験を振り返っても、挿絵で覚えているのは大抵些細な場面のものだったりするから不思議だ。(彼自身が影響を受けたと話すイラスト以外にも、何枚かジブリっぽいのが混じっていたのは偶然だろうか?笑)
    「(ヴィクトリア朝時代の挿絵について)単にカットとして入っているのではなく、絵にも物語が描いてあるから今となっては読み方に努力がいる」
    「単なるカット」とまではみなしていなかったものの、挿絵にここまで重要な役割が隠されていた(というか、こちらが気づいていなかった)ということが本書一番の発見になった。

    宮崎氏は「本は読まなければいけないものと思い込んでいた」と話しているが、その風潮は今なお浸透したままな気がする。自分も、今でこそ「読みたい本を読む」を目標に読書を楽しめているが、その感覚を掴むまでは義務感に縛られていた節があった。
    更に大人たちは「この本を読めば…」と期待を寄せるが宮崎氏曰く、実際には即効性なんてない。効き目というのは、何十年も経ってから気づくものだという。

    読みまくれば良いというものでもなく、むしろ幼少期に特別な一冊に出逢う方が大切だと最後に巨匠は説かれている。
    しかし思い返しても、心の支えにしている一冊がパッと出てこない…。それらしき作品は何冊か思い当たるけど、果たして「特別」と呼べるかどうか。
    「特別」を見定めない限り、本当の「本へのとびら」は開かれないのかもしれない。

  • あの宮崎駿氏が岩波少年文庫からお薦めの50冊を選び、それぞれにメッセージを添えられています。自分の思い出に因ったものもあれば、とにかく読め!というもの、自分は読んでないもしくは読めなかったけどいいはずだというものまで。
    挿絵についても言及されているのが、らしいなとも思ったり。E.H.シェパードがアニメーターになったらいいとか、「床下の小びとたち」の挿絵の印象など。様々な角度から岩波少年文庫を検証しまとめられています。
    謂わば岩波少年文庫の宣伝媒体なのですが、それでも読み物として面白く読めるというのは宮崎駿という人物の面白さなのでしょう。
    「児童文学はやり直しがきく話である」という言葉が印象的です。なるほどだから児童文学はつらく厳しい状況の物語でも、どこか希望を感じられるのですね。希望を感じさせる物語が児童文学だと思っていましたが、その希望の理由を知った思いです。
    もちろん「やり直しのきかない話」での児童文学の名作もあります。それでも子どもたちには希望を与えたいと思うのが大人なのかもしれません。「この世には面白いことがいっぱいある」そのことを子どもに伝えるのが大人の役割だとずっと思ってきました。それを後押ししてくれるのが児童文学なのだと改めて心に沁みいったのです。
    それは「3月11日のあとに」と題された最終章にも示されています。今児童文学を読んでいる子どもたちが新たな未来を築く。そのことをこんなにも力強く言えることが素敵だと思うのです。

  • 宮崎駿監督が自身の読書体験を基に岩波少年文庫から50冊をピックアップし、自身へのインタビューを収録したものです。「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送る」という宮崎監督の思いが伝わります。

    本書を読んでいる間に宮崎駿監督の最後の長編映画となった『風立ちぬ』が公開され、9月6日の宮崎駿監督引退記者会見が行われました。その宮崎駿監督が長年親しんできた岩波少年文庫の中から50冊を選んで紹介し、さらに自分の読書体験や、児童文学に収録されている押絵外貨に素晴らしいかを語り、『3・11』後の世界を語ったものをまとめております。

    『風立ちぬ』だけでも織り込まれている古典がトーマス・マンの『魔の山』。ゲーテの『ファウスト』。そしてダンテの『神曲』があり、あのハードワークの人生でいつ本なんか読んでいるんだろうか?というのが疑問でありました。その答えはアニメーターとして就職していた会社で仕事がなかったときに集中して岩波少年文庫に関しては読んでいたそうです。それは会社の書庫にあるものを読んでいたそうですが、おかげで鍵を管理していた女性から怪訝な顔をされていたそうです。

    さらにここでは宮崎駿監督が『当代一の絵描き』ということで、挿画についても詳細な解説が加えられております。僕は岩波少年文庫をそんなに読んでいたわけではなく、挿画についてもパッと見ていただけだったのですが、ここまでの解説をされると、『あ、そういう見方があったんだ!』という新鮮な驚きがありました。

    そして、この本の元になったインタビューが『3・11』後の世界に行われたものであり、『風立ちぬ』の製作に追われていたことを感じさせる言葉がいくつもあり、
    「「風が吹き始めた時代」の風とはさわやかな風ではありません。恐ろしく轟々と吹き抜ける風です。死をはらみ、毒を含む風です。人生を根こそぎにしようとする風です。」
    という言葉がとても印象に残っております。

    引退記者会見でも申しておりましたが、
    「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送る」
    その思いで自分は映画を作ってきたという宮崎駿監督の選んだ50冊の本は、読む人にとって何らかの形で『心の糧』になることは間違いないようです。

  • 岩波少年文庫から50冊を選んだジブリの小冊子を土台に、インタビュー素材をくっつけて新書にしたもの。子供のころほど純粋に読書を楽しめていない自分を振り返りつつ読んだ。

    読んだことがない本がほとんど。宮崎駿自身も大人になってから読んだ本を結構選んでいる。違う訳や出版社で読んだのが多いかもしれないが、自分が読んだことがある本(絵本版とかは除く)は、、、
    ・シャーロック・ホウムズの冒険
    ・注文の多い料理店
    ・海底二万里
    ・ロビンソン・クルーソー
    ・宝島
    ちょうど1割。トム・ソーヤーとかドリトル先生とか、有名どころもスルーしてしまっているなあ。こんど子供と一緒に本棚にある「星の王子様」でも読むか。

    後半のインタビュー部分は、しょせんインタビューと言うか取り留めのないような話だが、やはり言うことが深くて説得力がある。取りあえず、子供は変な格好で本を読むというのはその通り。石井桃子は別格との評価。あと、挿絵も大事だとか。

    最後の3.11は蛇足な気がした。これも同時代の記録と思えば、これはこれで良いのかもしれないが。児童文学は「やり直しがきく話」であると。子供に向かって絶望を説かない。

  • 恥ずかしながら、定番どころの児童文学をあまり読んでいません。
    なので、20代になってから少しずつ岩波少年文庫や福音館書店の児童書を読み始めました。
    本書を読んで、やっぱり私、児童文学を読んでないなぁ…と実感しました。
    でも、宮崎駿監督も20代から児童文学をたくさん読んだとのこと。
    私もまだまだこれからだ!

    児童文学は「やり直しがきく話」だと、宮崎さんは仰っています。
    ちょっと自分が不安定になっているときに児童文学を読みたくなるのは、それが理由なのだと思います。
    子供も大人も関係なく、読み手を励まし、前を向いて進むパワーをくれるのです。

    『アンドルー・ラング世界童話集』に興味がわきました。
    細かいところまで書き込まれた美しい挿絵も魅力的ですが、恐ろしいものを本当に怖く描いてあるところに、怖いもの見たさの好奇心がうずきます。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「児童文学は「やり直しがきく話」だと」
      良い話だ、若い人に知って貰いたいです(因みに私は、岩波少年文庫2冊買って小冊子を貰いました)
      「児童文学は「やり直しがきく話」だと」
      良い話だ、若い人に知って貰いたいです(因みに私は、岩波少年文庫2冊買って小冊子を貰いました)
      2012/03/12
    • すずめさん
      nyancomaruさん、こんにちは☆
      コメントありがとうございますっ!

      児童文学で描かれる「やり直し」は、ゲームでよくあるような全部リセ...
      nyancomaruさん、こんにちは☆
      コメントありがとうございますっ!

      児童文学で描かれる「やり直し」は、ゲームでよくあるような全部リセットしてはじめから、というやり直しとは全然ちがいますよね。
      失敗したりぐるぐると悩みながらも、それらをバネにして、えいやっと問題解決をしようとする登場人物たちに、気付かされることってたくさんあります。
      2012/03/13
  • 非売品だった小冊子「岩波少年文庫の50冊」(宮崎駿・選)を元にまとめた第一部と、3月の震災の前と後の2本のインタビューを元にまとめた第二部。

    第一部の扉を見ると、紙が黄ばんだ、ちょうど日に焼けた時の色で、そうそう岩波少年文庫ってこんな感じだよなー、とまず思う。カラーで、宮崎さんが選んだ50冊が紹介されているけれど、ここも同じヤケた紙なので、抜粋されたイラストが岩波少年文庫の1ページそのもののよう。

    大好きだった本がたくさんあって、うれしい。
    まだ読んでない本も少しあって、楽しい。

    第二部のインタビューで語るように、「つまり、みんな小人になっちゃった」んだな、と思う。
    でも、だからこそ、本が必要だ、とも思う。
    やり直したり、取り戻したりるするためにも。自分を失わないためにも。ただの楽しみのためにも。

    ここにあげられているもの、全て読みたい。全て読んでほしい。それも、子どもよりむしろ大人に。
    読書に疲れたり迷ったり煮詰まったりしたら立ち戻りたい、大事な1冊が出来ました。

  • アニメ-タ-・漫画家・映画監督の宮崎駿さん(1941- ) のお薦めする<岩波少年文庫>の50冊を推薦文を添えて紹介、併せて自らの読書体験や児童文学の挿絵の魅力など、本への、子どもたちへの熱い思いが語られている。〝本を読むと考えが深くなるとか、立派になる、なんていうことに拘るよりも、子どものときに、自分にとってやっぱりこれだという、とても大事な一冊にめぐり逢うことが大切だと思う〟・・・読書の面白さとは、自分の目でどういうふうに感じとり「生まれてきてよかった」と思える感動の本とめぐり逢えること。

  • 1,000円と、新書としては高めの値段だと思っていたら、本の前半、少年文庫の紹介部分が、まるごとカラーで古い本のような見かけにデザインされていて面白い。
    途中まで、この本は誰に向けて、どんな目的で書かれたのか疑問に思っていたが、もともとは、著者の小学生の友人を想定して、おすすめの児童文学を選んだのだそうだ。そのおすすめリストを元に、著者にとって児童文学はどういうものであるか、語られている。
    本書を読んだ大人は、この本で勧められている50冊の岩波少年文庫を、もちろん、周りの子どもに勧めてあげればいいだろう。
    しかし、著者の推薦文を読んでいるだけで、大人たちもどこか懐かしく、切なくなるはずだ。
    著者も、児童文学の作品の多くは大人になってから読んだという。
    是非、この本をガイドに、すっかり忘れていたかつてのお気に入りの本を読み返したり、これまでに通らずにきた色褪せない名作を手に取ってみては。

  • いつか自分に子供ができた時、また開きたい。そう思う。と、実は、その前に、今すぐ読みたい児童文学が数冊ある。これまでまったく興味などなかったが、宮崎駿監督のユーモアたっぷりの紹介文に心を惹かれ、特ににムギと王さまの、『どれもキラキラしていてクリスマスツリーのようです』このフレーズにくすぐられ。一冊ごとに、宮崎駿監督のルーツを学べる。50冊全て読めるとはおもわないが、数冊を読むだけでも、ジブリの作品の見方が変わると思う。休日に、ジブリをBGMに、ユッタリとした気持ちで読んでほしい。まったくわすれていた童心が、ひょこっと顔をだし、まったく変わった自分の顔におどろきながら、たまには戻ろうかな・・・。そんな気持ちになる。なにより、ジブリの作品が見たくなる。

    ・現在は、写真も映像もあふれかえっていますから、一枚の絵を丹念に読みとる習慣を失っているんだとおもいます。

    ・サブカルチャーというのはさらにサブカルチャーを生むんです。そして二次元的なものを生むときに、二分の一になり、さらに四分の一、八分の一になり、どんどん薄まっていく。それが今です。

    ・電気がとまり、映像がとどかなくなり、情報がなくなったりすれば、当然ひどく不安になり、病気になら、死んでしまうかもしれない。それでも世界はあるんです。このややこしくも複雑な世界で生きていくにはいっぱいはいらないけど、本があってほしい。この世界について書いた本があるといいなた思います。但、資本論のように難しくなくわかりやすい本。

    ・僕は豆本の文章を、基本的に、一人の読者を想定して書いたんです。

    ・ほんとうを言うと、本はいっぱいは要らない、50冊じゃなくて一冊あればいいともおもっているんです。

    ・今の世の中全体のことで、政治がどうとか、社会状況がどうとか、マスコミがどうのこうのということじゃなくても、自分ができる範囲で何ができるかってかんがえればいいんだと思います。それで、ずいぶんいろんなことが変わってくるんじゃないでしょうか。

    ・本を読むから考えが深くなる、なんていうことはあまりかんがえなくてもいいんじゃないでしょうか。本を読むと立派になるかというとそんなことはないですからね。読書というのは、どういう効果があるかということではないですから。それよりも、こどものときに、自分にとってやっぱりこれだという、とても大事な一冊にめぐり逢うことのほうが大切だとおもいます。

    ・生活するために映画をつくるのではなく、映画をつくるために生活するんです。

    ・今、映画は過剰になりすぎているのです。

    ・僕らの課題は、自分たちのなかで芽生える安っぽいニヒリズムの克服です。

    ニヒリズムとは
    1、すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(強さのニヒリズム、能動的ニヒリズム)。
    2、何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(弱さのニヒリズム、受動的ニヒリズム)。

  • 【本へのとびら ー岩波少年文庫を語る】
    宮崎駿著、岩波文庫、2011年

    本も人も「誰に紹介されるか」というのは大事にした方がいいとおもっている。
    その意味では、良い本と出会いたかったら、達人が選んだ「ブックリスト」こそ手に入れるべきだし、その意味でも本書は最強無敵ではないだろうか。

    「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」などで知られるアニメーション映画監督の宮崎駿が、岩波少年文庫50冊を紹介している。宮崎の作品群は岩波少年文庫から直接、間接にインスパイアされたものが多い。

    しかもその50冊を100字程度で洒脱に紹介しているのだが、この文章がどれも秀逸。
    例えば、僕の大好きなサトクリフ著「第9軍団のワシ」について以下のように紹介している。
    ーー
    歴史小説の傑作です。この物語を日本の古代の東北地方に移して、壮大なアニメーション映画をつくれないものかと何度か試みました。人の姿のない古江戸湾の風景を想像したりしてワクワクしたりしましたが、まだ実現していません。
    とても好きなの小説です。
    ーー

    最終章は2011年の東北の大震災の後に書き下ろしている。
    この20年を「風が吹き始めた時代」だとして大いに危惧する著者。
    原発、巨大な負債、戦争の可能性など戦中生まれだからこそ、その「風」に敏感なのだろうか。

    そして、風があるからこそ、児童文学に可能性を見出している。

    ーー
    要するに児童文学というのは「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とは違って「生まれてきてよかったんだ」というものなのです。生きてて良かったんだ、生きていいんだ、ということを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。
    ーー

    ここに、学校というものの根本的な存在意義と似たものを感じるので、この仕事をしてからさらに児童文学に傾注するのかもしれない。

    ところで、最初のページに宮崎駿が描いたイラストが載っている。
    半ズボンを履いた少年が縁側で腹ばいになって本を読んでいるところだ。

    隣には白い大きな犬(あちらを向いている)、頁に直接差し込む日差し、そして、縁側の引き戸にあてもなく向かう足。

    そうだ、子供の頃に本を読むときには、足がこうやって、あっちこっち行ってたなぁ。。。

    この時の足の感じが今でも思い出せるが、どうやら子どもの読書にとって足のポジショニングって大切みたいだ。

    #優読書

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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