政権交代とは何だったのか (岩波新書)

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著者 : 山口二郎
  • 岩波書店 (2012年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313472

政権交代とは何だったのか (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • かつて民主党政権への期待を表明していた著者が、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の失敗を検証し、この国において成熟した民主主義が根付くために何が必要かを論じた本です。

    政治的には中道左派の立場を取ることを明確に表明している著者だけに、政治の理念と政策に関する議論は視点がブレることなく、問題点が非常にクリアにされています。

    その一方で、政権運営に関する議論では、著者自身の立ち位置があまりはっきりと見通せないように感じました。少なくとも「政権交代とは何だったのか」というタイトルを持つ以上、民主党の失敗だけでなく、政権交代論そのものに対してどのような問題が投げかけられているのかということも、併せて議論の対象とするべきでしょう。著者は「あとがき」で、「私にとっての責任の引き受け方は、政治の前向きの変化を的確に評価すると共に、政権交代以後の失敗を厳しく分析し、今後の政治のための素材を提供することである」と語っていますが、そのためにはもう少し息の長い議論が必要だったのではないでしょうか。

  • 2012年発行。政権交代によって民主党が何を変えることができ、何が変えられなかったのか。政権交代のみが目的となっていて、代わってから何をするかが具体的でなかった結果が今ってとこか。第1章の最初のページのCO2の25%減については自分の認識と随分異なる……。

  • 民主党の学者というイメージが強い、山口二郎教授による今回の政権交代の仮総括。橋下徹大阪市長にバンバン論破されていた山口先生・・・本当に「政権交代とは何だったのか」という思いであったようだ。

    本書は日本の現状の政治について分かりやすくまとめてあり、民主党の失敗を身内から記述している点が興味深い。と、言うより勇気ある著書であると感じた。また、それをふまえた国会の実際の運用については、確かに考えておかなければならない部分である。

    政治学の責任を論じている点からも、より具体的で行動的な学者であるということが分かった。ただ、最終的なまとめとして民主主義の帰結を論じている部分が散漫な感じだった。

    今回の政権交代って本当になんだったの?という答えは見つかりにくい。

  • 前半は客観的に民主党政権の軌跡と失敗原因,評価できる点についてまとめている。後半はそこから離れて中道左派としての筆者の考えが書かれている。筆者のイデオロギーには興味がないので後半はよくわからなかったが,前半部分は冷静な分析がなされていて新書として一定の読み応えがあった。個人的には権力維持を第一義として理念が共有されない風土は変えて欲しいと思うが,その過渡期に政調を廃止したことが致命的だったように思った。積まれていた新書を消化するキャンペーンその13。

  • 読了。

  • 政権交代を決して否定しない。
    その点については同感

  • 所在:展示架
    資料ID:11102103
    請求記号:312.1||Y24||1347

  • 政治の本は、分かりにくいと感じることが多かったが、ともも読み易い文章で、良く理解できた。
    筋の通ったぶれない政治を強く望む。

  • 2階岩波新書コーナー : 312.1/YAM : 3410154069

  • 野田政権に、国民に選ばれたという正統性はない。あまり背伸びするよりも、3・11以降の眼前の問題について、徹底的に対処療法を重ねるべき。

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政権交代とは何だったのか (岩波新書)の作品紹介

政権交代への期待感は幻滅へと変わり、いまや政党政治に対する忌避感すら拡がっている。なぜ政治主導で「生活第一」への政策転換を進めることができなかったのか。政権交代後の二年間の軌跡をたどり、政策形成のあり方、政と官の関係、国会政治の形などから民主党政権の意義と限界を冷静に検証。大震災後の民主政治の課題を考える。

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