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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313533
感想・レビュー・書評
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教員を始め教育や子どもに関わる仕事をしている全員にとっての必読書。
能力をわかちもつ
社会の問題構築を知る
エンパワメントとはゆるめること
子どもに真の意味で向き合うために大切なことが、この1冊に散りばめられている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半は「子どもの人権オンブズパーソン」の役割と事例紹介。後半は背景にある能力主義・競争主義社会に対する批判と、社会への提案。
誰かを責めるのではなく、人間関係へのはたらきかけを通して、子どもの悩みを解いていくきっかけをつくる「調整」と、枠組みにはたらきかける「調査」の2要素を強調して説明している。
子どもの最善の利益を考えていく姿勢には感銘を受けたし、マクロ経済からの論理分析も交えており読み応えがあった。
教職寄りの執筆かと思いきや、そうでもない。教養本としてもオススメ。