土と生きる――循環農場から (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314431

作品紹介・あらすじ

大切に送り出す産直野菜の一箱は、無農薬・無化学肥料、里森を循環する落ち葉堆肥の恵み。成田国際空港が飲み込んだ地に寄り添い、有機農業の豊かな世界を探求しつづける著者は、その一箱一箱に穏やかな不屈のメッセージを添え続ける。日日の仕事、大胆不敵な挑戦、小さな喜び、季節の味、ともにある人々、そして三・一一後の土への思い。

感想・レビュー・書評

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  • 信州大学の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB13474450

  • 小泉循環農場の野菜箱に同封されていたおたよりを集めたもの。
    成田や羽田の反対運動、あったことは知っていたものの詳細をよく知らなかったので、まだすべてが解決したわけではないんだな、ということを今更ながら知った。
    そして3.11というか福島原発事故の影響、本当に広範囲に及んでいたのね。半減期の長いセシウム137が土の中の有機物と結合すると野菜には転移しにくくなる、というのは知らなかったので、ほうほうなるほど、と思いながら読んでいた。米ぬかと混ぜて発酵させると落ち葉堆肥の放射性物質の値が変化する/しない現象は、その後原因とか諸々はっきりしたのかが気になる。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 園芸部

    請求記号:I-1443   岩波新書
    所蔵館 2号館図書館

  • 農業・成田闘争・放射能…

  • 里山をいきかえらせる農業はすばらしい。福島第一の事故なんかにまけるな。

  • 「生きる」ということはひとりひとりが一回限り体験できること。
    その生き方もまた、運命もあり、選択もあり、偶然もあり・・・でおもしろい。
    著者の人生が半ばから明かされてくる。
    おもしろい。
    翻弄されたのかもしれないし、自ら選んでいったのかもしれない。
    著者の言うとおり、細君のおかげ・・・・であることがかなりの比重を占めているに違いない。
    それにしても、福島原発事故はこんなところまで影を落としているんだなぁ。

  • 20131002 里山の話だと思って読んでいたが途中から国との戦いの話になって来た。成田は遠い話だったとおもっていたがまだ終わっていなかったと知った。今、日本が抱えている問題と本質は同じではないか。

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