- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004314448
作品紹介・あらすじ
中央アジアを大きく蛇行する大河アムダリヤ。古来あまたの文明・文化がその岸辺で交差し、盛衰を繰り返してきた。その実像は、この半世紀、国際調査団によって、ようやく明らかにされつつある。若き日彼の地に魅了され、齢九十を超えて今なお現地で発掘調査に携わる著者が、青銅器時代からヘレニズムまでを視野に最新の研究成果を紹介する。
感想・レビュー・書評
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アムダリヤ川流域にある、最近発掘された古代都市遺跡の解説。
地図がたくさん入っていて、それを見るのが楽しいんですが。地図ばっかり見ていると全然前に進まないという(笑)。
アイハヌム遺跡はギリシャ系で、ギリシャ風の円形劇場の遺跡がすばらしいと思いました。文庫だし、写真はみなモノクロではありますが、東西交流史みたいなのがお好きな方にはこたえられない一冊です。 -
16.1.9
心の時代
シリーズ 私の戦後70年
ゲーテ
絶望することのない人間は生きていないに相違ない
生きるということはとにかくいいことだ
心の壁を超える
生きることはいいことだ (持っていけなければならない)知ること -
アムダリヤの流域に関する地図、アムダリア周辺の遺跡(マルグシュ、アイハヌム、タフティ=サンギン)の発掘の経緯と主な出土品の紹介。2016年に日本でも開催された国際巡回展「黄金のアフガニスタン」展への言及もあり、同展カタログのサブテキストとして読むと良いかも。地図が充実。
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中央アジアの遺跡。アイハヌムでは古代ギリシャのポリス跡が発掘されている。
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2013-9-29
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中央アジアの大河、アムダリア流域にあったヘレニズム都市の遺跡について。原ゾロアスター教の地に神殿や劇場を備えたヘレニズム都市が築かれ、さらにはガンダーラ仏教美術に影響を与えたという。
壮大な大陸ロマンだが、本書の内容は出土品の解説が大半で少々退屈。前提としている知識も高め。新書にしては詰め込み過ぎのような。
加藤九祚、まだ健在だとは知らなかった。 -
通常の配架場所: 1階文庫本コーナー
請求記号: 229.6//Ka86