生命保険とのつき合い方 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315674

作品紹介・あらすじ

生命保険を買う前に、これだけは知っておこう-。あなたに必要な保険の種類、保険金の額、加入期間は?結婚した時、子どもができた時、あるいは中高年になった時、何を優先させるべき?購入前の注意点から、他の契約への乗り換えのタイミング、保険料算定の仕組みまで、分かりやすく丁寧に解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 出口治明さんの保険本。この著者らしい丁寧で体系的なまとめ方が自分に合っており、うんうん考えながら読み進めておりました。

    気づきを数点まとめますと、
    公的介護保険や就業不能補償は補償適応のハードルが高めで、補償を受けられるかも微妙なラインの可能性もあるので民間で補償すべきものなのかもしれない。どうも保険といえば医療と死亡定期に目がいきがちだけど、視野を広げて考えていくのがたいせつかも。

    定期死亡保険は、子供の養育費をカバーするという視点。どうも遺族に苦労はさせたくないとか抽象的な基準で組んでしまいそうだけど、養育◦教育費の統計的な基準費用から換算して、かつ歳を取ったら保険金額を下げるといった見直しが必要だな。

    個人的に収入保障保険は高校大学といったまとまったお金が必要な時に必要な分支給されない可能性があり、定期死亡保険の方が理に適うという指摘は胸が痛い。公的な遺族年金プラスαとしての生活費をとして考えていたけど、それも今の生活水準だしなー。悩みどころではある。

    最後の保険料の算出はいつぞやの復習になりよきよき。予定利率が高すぎる逆ざやで破綻した保険会社の話とか、保険料の高低は保険会社の運営費として加算される付加保険料で決まってるとか。そりゃ大手のセールスレディたちや雇用抱えてる大手は保険料高なるわいな。そこまでするメリットを享受できれば別話だけど。お年寄りには話し相手になったりとか目に見えない利点あるのかなー。

    定期的に自分の知識アップデートしてできる限りの戦略をとっていきたいと思う、そんな本です。

  • もっと若い時に読んでおくべきだったなぁ。
    生命保険とは親が死んだときの、子供の教育費だ・・・というのが、わかりやすい。

  • 出口さんの「まず社会保障があって、それを補完するのが民間の保険」という考え方は大いに同意。コンパクトでわかりやすい。

  • 保険種類ごとの解説と保険料がどのように算出されているかの解説が分かりやすくて参考になった。

  • とてもわかりやすい本。ちょうど生命保険の更新時期なのでとても勉強になった。若い社会人に一読をお勧めしたい。

  • 生命保険は銀行の預金と違い保険料の中に基礎?となる料金と、営業費用を賄う保険料と別れていることがわかった。銀行は顧客の預金から利殖をうみ営業費に充てる。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685615

  • 保険商品の選び方がざっくり分かります、親世代と自分を比べたときの金融商品の選択についても知れました。

    保険の種類と購入について網羅的に知るのに良かったです⭕️

  • * 読了日20220227
    * 入手日20220102
    * 新品が購入できないため、メルカリで古本を購入した。
    * 帯の情報は、下の通り。
    * > 保険料は、必要最小限以上、払うべきではない

  • 出口さんの書籍が好きなので購入
    読み途中・・・・

    お金持ちには生命保険は必要ない

    生命保険料は
    毎月の手取り収入の3-5%にとどめるべき
    →毎年無条件に上がっていた時代とは異なる"

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)等多数。

「2023年 『人類5000年史Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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