地球がわかる50話 (岩波ジュニア新書 242)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005002429

作品紹介・あらすじ

もちあがるスカンジナビア半島。割れていくアフリカ大陸。大西洋まんなかの宝石の島。93年の北海道南西沖地震。私たちが目にしたり、経験するふしぎな地形や現象は、地球内部の大きな運動の反映だ。地震研究のために地球を飛びまわる著者が、豊富な見聞と観測にもとづいて、ダイナミックでおもしろい地球を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 地球の仕組を長年 研究する博士が書いた
    わかりやすくて、ためになる地球の解説本。

    私たちの暮らす世界が、海も山もひっくるめて すべて
    地球の表面の薄っぺらい殻の上にあるに過ぎないことを
    感じさせてくれます。
    すると宇宙をも感じます。

    壮大な地球の歴史と変遷を感じ、
    悠久のロマンに想いを馳せるのも いいものです。

  • プレートテクトニクス仮説がわかりやすく解説されています。

    地球の形を精密に知ることから始まって、
    プレートが沈み込むところが日本海溝で、その地下で岩石が
    一気にばりばりこわれるのが地震なんですがこのあたりの仕組み、
    さらに地震波の観測で地球の内部が推定できること、
    なんて感じで、地球のことがよくわかるようになります。

    筆者は地震学が専門です。
    地震学って、船で全世界をまわって地震観測するから、
    体が強い人、ゆれる船の中で思考ができる人じゃないとできない学問
    だとおもいます。

    中学生向けかなとおもいますが、丁寧な説明でわかりやすいので、
    理科のすきな高学年の子でも充分読めると思います。

    2011/06/30

  • この本を読んで地球のことについて、自分は何も知らないんだなと思った

  • 南雲先生おすすめ

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。
理学博士。東大助手、北海道大学助教授、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
自ら開発した海底地震計の観測での航海は、地球ほぼ12周分になる。趣味は1930-1950年代のカメラ、アフリカの民族仮面の収集、中古車の修理、テニスなど。

「2016年 『富士山大爆発のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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