- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005002429
作品紹介・あらすじ
もちあがるスカンジナビア半島。割れていくアフリカ大陸。大西洋まんなかの宝石の島。93年の北海道南西沖地震。私たちが目にしたり、経験するふしぎな地形や現象は、地球内部の大きな運動の反映だ。地震研究のために地球を飛びまわる著者が、豊富な見聞と観測にもとづいて、ダイナミックでおもしろい地球を語る。
感想・レビュー・書評
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地球の仕組を長年 研究する博士が書いた
わかりやすくて、ためになる地球の解説本。
私たちの暮らす世界が、海も山もひっくるめて すべて
地球の表面の薄っぺらい殻の上にあるに過ぎないことを
感じさせてくれます。
すると宇宙をも感じます。
壮大な地球の歴史と変遷を感じ、
悠久のロマンに想いを馳せるのも いいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プレートテクトニクス仮説がわかりやすく解説されています。
地球の形を精密に知ることから始まって、
プレートが沈み込むところが日本海溝で、その地下で岩石が
一気にばりばりこわれるのが地震なんですがこのあたりの仕組み、
さらに地震波の観測で地球の内部が推定できること、
なんて感じで、地球のことがよくわかるようになります。
筆者は地震学が専門です。
地震学って、船で全世界をまわって地震観測するから、
体が強い人、ゆれる船の中で思考ができる人じゃないとできない学問
だとおもいます。
中学生向けかなとおもいますが、丁寧な説明でわかりやすいので、
理科のすきな高学年の子でも充分読めると思います。
2011/06/30 -
この本を読んで地球のことについて、自分は何も知らないんだなと思った
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