国際関係がわかる本 (岩波ジュニア新書 329)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003297

感想・レビュー・書評

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  • 国ってどこからどこまでが国なの?に始まり…
    おもしろい観点で国とは何か、地球とは何か、人とは何かを考えさせてくれる本です。

  • 中国、香港、台湾、アメリカ…。それぞれの関係を知ろうとするとき、必ず出てくるキーワードが「内政干渉」。でも、一体なんのことだっけ?

    そんな時にお役立ちなのがこの本『国際関係がわかる本(原康) (岩波ジュニア新書)』です。


    国際関係とは、人間同士の関係と同じように、国と国との付き合いのこと。

    国同士の付き合いを円滑に進めるための、約束事やしくみ・組織を学べます。


    *
    国同士が付き合っていくなかで、「これだけはしてはいけない」というルールが"1つだけ"あります。
    なんだと思います?

    答えは、「内政不干渉(の原則)」。冒頭にでてきたやつですね!

    中身は「よその国のなかの出来事に口を挟んではいけない」というもの。


    最近(2020年)の中国の主張は、この原則に基づいたものだったんですね。

    ただ、「どこまでが内政への不干渉なのか」の判断は解釈による…というのが、この原則の興味深いところ。


    *

    内政不干渉の原則を曲げて解釈していないか?を判断は、道徳面だけ下されるわけでは、もちろんありません。

    経済利益など、各国の思惑が複雑に絡んできます。

    解釈に大きく依存する原則だからこそ、国や人の傾向を学び知っておくことが重要です。

    内政不干渉と判断するか?しないか?を見極めると、それぞれの国の立場や思惑が見えてきます。

    同時に、自分自身の考え方の傾向を知れる糸口にもなりますよね。


    *
    世界の人びととと同じように、国もさまざまな顔や体格・行動パターンを持っています。

    その国がどんな国なのか。どんな振る舞いをするのか。「見極め方」を知り、付き合い方を探れる一冊です。

  • 高校2年の夏に将来に関して本をよめと言われて読んだ本。
    当時買ってみたは良いものも、適当に読んでいた。。。
    国際系に興味があったのだと再度認識笑

  • こう言う本は、なるべく買ったらすぐに読まないとね。買ってから10年以上経ってしまっていたよ。。

  • 書かれたのが古いのでうん?な部分はあるが具体例を挙げて世界の情勢、問題を考察しているので非常に読みやすかった。

  • 1999年に書かれた本なので、たった10年ちょっとで世界がいかに激変したかわかった。

    やはり、本のなかで日本は援助国1位であると書いてあるが、現在は5位に落ちたという現実があるというのは悔しいものがある。

  • [ 内容 ]
    「国」とは何かから、外交の作法や国際社会のルール、冷戦後の国際秩序づくり、平和・人権・環境など国境を越えた人類共通の理念づくりまで、国際関係の諸問題をコソボ、ユーロなど時事的な例にそって具体的に語り、「国際関係ってどんな関係?」という質問にわかりやすく答えます。
    世界に向って活躍したい若い世代は必読。

    [ 目次 ]
    序章 国際関係の縮図―在ペルー日本国大使公邸占拠事件
    第1章 国とは何だろう
    第2章 世界にはどんな国があるの?
    第3章 国と国のつき合い方
    第4章 新しい国際秩序にむけて
    第5章 「一つの世界」への道
    第6章 21世紀の国際関係と日本の国際責任

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • これは本が悪いんじゃなくて私が悪いんですが
    やっぱり1999年の本と言うことで情報が古いです

  • 中高生向け

  • 児童向けの本のはずですが…私には難しかったです。勉強不足ということでしょう。1から勉強やり直します。

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著者プロフィール

原 康
獣医学博士、日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科 臨床獣医学部門治療学分野Ⅱ 獣医外科学研究室 教授、日本小動物外科設立専門医(JCVS Charter Diplomate)。
1987年日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)獣医学部獣医学科卒業、1990年同大学大学院獣医学研究科 博士課程修了。同大学獣医外科学教室助手、講師、准教授を経て、現在に至る。専門は小動物の脳神経外科(下垂体腫瘍、髄膜腫、外科的脊椎・脊髄疾患)ならびに整形外科(骨・関節の再建、矯正骨切り術)。所属学会は下垂体研究会、獣医神経病学会、獣医画像診断学会、獣医麻酔外科学会。主な著書に『小動物外科疾患のメカニズム-疾患に最適な手術をするために-第3版』(総監訳、インターズー)、『小動物の整形外科・骨折治療ハンドブック 第4版』(監訳、同)、『犬と猫の神経病学 総論・技術編~臨床神経病学の基礎知識と検査・手術手技~』『犬と猫の神経病学 各論編~DAMNIT-V分類と代表的疾患~』(分担執筆、緑書房)など。

「2021年 『犬と猫の脳神経外科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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