今昔物語集の世界 (岩波ジュニア新書 407)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 32
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005004072

作品紹介・あらすじ

王朝の遺族たちがゆきかう平安京を舞台に、次々に起こる謎の事件、略奪、盗賊の暗躍-。芥川龍之介の小説『羅生門』の原話をはじめ、一条戻り橋の鬼や安義橋の鬼の話、不思議な犬に命を救われた子供の話など、華やかな王朝の舞台裏でうごめく「闇」の群像をあざやかに描いた『今昔物語集』の魅力にせまる。

感想・レビュー・書評

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  • 読了:2010/07/07 図書館

  • 今昔物語集を、面白い視点で紹介している本です。

    岩波ジュニア新書なので、中高生向けなんでしょうが、大人でも充分楽しめます。

    <読了日:2009.5.23>
    <所在:図書館(060200202631)>

  •  読むことのおもしろさのツボが満載だ。 今昔物語に見られる人間や鬼や仏様の姿がおもしろい。まさしく、映画も小説も漫画もこれがみんな源流だ。私は、特に「橋の章」がおもしろかった。次は原文を読んでみたい。

  •  読むことのおもしろさのツボが満載だ。 今昔物語に見られる人間や鬼や仏様の姿がおもしろい。まさしく、映画も小説も漫画もこれがみんな源流だ。私は、特に「橋の章」がおもしろかった。次は原文を読んでみたい。

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著者プロフィール

立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家。『説話の森』(岩波現代文庫)、『説話の声』(新曜社)、『説話の言説』(森話社)、『今昔物語集の世界』(岩波ジュニア新書)、『野馬台詩の謎』(岩波書店)、『中世日本の予言書』(岩波新書)、『今昔物語集の形成と構造』『院政期文学論』『中世法会文芸論』(笠間書院)、『東洋文庫809 新羅殊異伝』(共編訳)、『東洋文庫875 海東高僧伝』(共編訳)、『予言文学の語る中世 聖徳太子未来記と野馬台詩』(吉川弘文館)、『遣唐使と外交神話 『吉備大臣入唐絵巻』を読む』(集英社新書)など。

「2021年 『東アジアに共有される文学世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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