高校生、災害と向き合う――舞子高等学校環境防災科の10年 (岩波ジュニア新書)

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著者 : 諏訪清二
  • 岩波書店 (2011年11月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007004

高校生、災害と向き合う――舞子高等学校環境防災科の10年 (岩波ジュニア新書)の感想・レビュー・書評

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  • 高校生、頼もしい。私が高校生のころ、こんなにきちんと自分の人生と向き合っていなかった。しかも、阪神大震災があった時、ちょうど大学生だったけど、「何かしたい」とか「何もできなくて歯がゆい」とか思わなかった気がする。ただただ呆然とテレビのニュースを見て、友達と「こわいね」なんて話していただけの気がする。今、思うと幼すぎるなあ。今の高校生や大学生は、ちゃんと社会と関わろうとしていて立派だなあ。
    自分の身を守るだけじゃなくて、地域を守るために、一人一人ができることを行う・・・という考え方。これから本当に必要になってくると感じた。

  • 防災教育をするなら必読の書。
    まずこの本を読んで、防災教育をしていくうえでの基軸を定めベースをつくる。
    それを前提として、さまざまな実践資料にあたっていくのがよいかと思う。

    ちなみに、防災教育に特化しない教員にとっても必読の書であることはいうまでもない。

  • 519.9 ス 登録番号8761

  • 舞子高校の「環境防災科」の生徒たちの活動の記録。

    ボランティアのあり方を考える上での良書だと思いました。
    高校生だけではなく、大人もぜひ!

  • 舞子高校が全国で唯一「環境防災科」をもっていることは知っていたが、この本ではその防災科が具体的に何を行っているのかがわかる。
    本来、日本は自然災害が日常的にある国なのだから、各々が防災の意識を持たなければならないと改めて感じた。

  • ★★★★★
    ボランティアとは求められている仕事を丁寧にすること、こちらの気持ちや都合を押し付けてはならない。
    環境防災課を持つ「舞子高等学校」の生徒たちが行った被災地での活動。
    災害に対して備える・学ぶ、災害対応を良くし、それらを支える社会的背景を強くする。
    現地でボランティア活動を行うときの注意や心構え、また現地に飛べない人にできること。
    継続とメッセージの大切さ、パワフルな高校生の活動の様子、笑顔で救われる気持ちがあることなど。
    (まっきー)

  • ぜひ読んでほしい!
    キャリア教育に携わる先生、コーディネーター団体の方
    東日本大震災での被災地の支援、ボランティアを活動を授業として、行った学校の先生

    兵庫県に環境防災科という学科を持つ舞子高校がある。四川大震災、能登半島地震、豪雨災害。
    災害地でのボランティア。床下にもぐっての泥かきから、仮設住宅での茶話会。ボランティアの自己満足による活動ではなく、求められることを、継続的に行う。
    丁寧な振り返り、ワークショップ、対話を取り入れた授業。
    その現地での体験もすごいけど、そのための日々の学習もすごい。

    兵庫の防災、医療、福祉の専門家や、語り部として震災を語り継ぐ市民も「教育資源」として、社会人講師として活用。
    ここを卒業する生徒は防災の専門家にならなくても、様々な職業の中で、災害に備えることや命の尊さを感じ、社会のために自分にできることを考え卒業する。

    舞子高校には自らが阪神大震災の被災者で親を亡くした生徒が通っている。.トラウマとして残る震災の記憶や悲しみを、自分がどう生き、どう社会と関わって働きたいかと考え、高校に通って、社会に踏み出そうとしている。

    舞子高校のとりくみは、東日本大震災での現地の子どもたち、また、震災を悲劇に心を痛めた日本の子どもたちにとって、これからの指針となると思う。
    このとりくみから学んで、体系的な広い意味での防災(単なる避難訓練ではなく)教育をつくりなおしてほしいと思った。

    災害で亡くなった多くの人々の命を大切にすることは、残された人、これから生まれる人が、これからの地域のデザインに生かしていくこと。

    キャリア教育は狭い意味での職業、就職のためのものと思われているところがある。人がどう生きるか、もらった命をどのように使うのか、どんな地域にしたいのか、その当事者となって考え、行動していくことだと思う。

    舞子高校のとりくみこそ、キャリア教育の全てが詰まっていると思う。

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高校生、災害と向き合う――舞子高等学校環境防災科の10年 (岩波ジュニア新書)の作品紹介

全国で唯一「環境防災科」をもつ舞子高等学校の生徒たちが被災地で活動を続けている。瓦礫の運び出し、床下にもぐっての泥かき、写真のクリーニング、仮設住宅での茶話会…。被災者と心を通わせ、災害と向き合う若者たちの姿を通して、これからの防災教育やボランティアのあり方を考える。

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