人権は国境を越えて (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007561

作品紹介・あらすじ

「世界で最も深刻な人権侵害に苦しんでいる人々のために」。そんな夢を抱いた女性弁護士は、思い切って仲間と国際人権NGOを立ち上げる。現地で被害の実態を調査し、関係国政府に働きかけ、また被害者を励ます。東南アジア、イラク、3・11被災地、福島…と飛び回り、人権侵害をなくすためにねばり強く取り組んできた著者の報告。

感想・レビュー・書評

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  • 著者のこれまでの活動について書かれた本です。
    世界には、著書に書かれているような人権侵害に苦しんでいる方々が大勢いると知り、衝撃を受けました。
    子ども向けの本ですが、大人が読んでも良いような非常に考えさせられる本です。

  • 東2法経図・6F開架 316.1A/I89j//K

  • 著書を読むと、実際に戦地や独裁政権下に出向いて性暴力被害を受けた女性を見ている
    なんとかしなければという思いを抱き改善のために国連に持ち込んだり日本政府に訴えたりした
    成功パターン:実地調査→悲惨な事例を発掘→それを影響力の強い人やメディアや国連等を通じて発信し圧力をかける
    これが成功すれば信頼が得られさらに調査・発信がしやすくなる
    そうやってついに国連の意思決定に影響を与えられる力を持った。
    このやり方は参考になる

    人権は外から押し付けるものではない
    強者が弱者の人権侵害することが多い

  • 伊藤和子『人権は国境を越えて』岩波ジュニア新書。「ヒューマンライツ=ナウ」を立ち上げ人権問題に関わり続けた著者がその活動の履歴を綴った一冊。「ニュースを注意して読むこととか,自分で調べてみるとか」小さな一歩が大きなちからになる。 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/1310/500756.html


    人権と聞けばどこか遠くの問題と意識しがちな日本社会。著者の活動の記録は、人権とは全ての人に関わることを気がつかせてくれる。また、「なんとかしたい」と思いを抱く人は多い。その心をどのように形に変え行くのか。本書のその一つの参考になろう。

  • ヒューマン・ライツ・ナウの事務局長である伊藤和子さんの活動を描いたものである。東日本大震災のことまでが関係するとは思っていなかった。

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著者プロフィール

弁護士(ミモザの森法律事務所),国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

「2023年 『ジェンダー法研究 第10号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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