研究するって面白い!――科学者になった11人の物語 (岩波ジュニア新書)

著者 :
制作 : 伊藤 由佳理 
  • 岩波書店
3.78
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本棚登録 : 163
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005008414

感想・レビュー・書評

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  • 本屋で目に付いたので手にした作品。
    そもそも「女性」研究者の話だとは思わずに読んでしまいました。
    様々な分野で活躍する研究者の話がまとめられていますが
    それぞれの方のカンタンな研究内容の説明と経歴を書くだけで終わっており
    研究者を目指したが故の苦悩などほとんど描かれていませんでした。
    もっと生々しい話を読みたかったなぁと個人的には思います。
    研究者という道を選んだ以上これは諦めなければならなかったとか
    こういうことでは悔しい思いをしたけれどもこれこれのような
    結果を残したことで満足することが出来たというような
    悪い事も良い事もあまり描かれず中途半端になってしまっていたように思います。
    どの方も女性であることがあまりマイナスにならず
    周りの協力も得られたという人ばかりで苦労した
    と言う話はほとんど出てきませんでした。
    女子中高生向けの「研究者への進め」という本なのであれば
    もう少し現実を教えてくれるほうがありがたいのではと思いました。

    私自身も博士課程に進むかどうかを物凄く悩んで結局辞めた
    という経験があったのでそう感じたのかもしれませんが。

    とはいえ様々なジャンルで第一線で活躍する研究者が
    自分の研究内容を分かりやすく面白く伝えてくれるところは
    結構読み応えがありました。
    研究内容って意外と面白いんじゃんと思わせてくれるという意味では良い本だと思います。

  • 11人の女性研究者の研究者になるまでのエピソードや、研究の面白さを伝える内容。

  • 研究者になる人って、どういう人なの?

    理系の女性科学者が、進路選択や学部・院での研究、現在の様子などを紹介している。さまざまな分野があり、それぞれの苦労があるが、共通しているのは、興味と情熱か。印象的なのはキャリアと結婚・出産・育児の問題。簡単に後には続けない道かもしれないが、後進のために女性研究者に優しい日本であれ(別に世界に羽ばたけばいいのだけど)と思わずにいられない。

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