文化と両義性 (岩波現代文庫 学術 16)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000165

作品紹介・あらすじ

膠着した状況を活性化し、文化が本来もつ創造力を回復するために、風土記からロシア・フォルマリズムに及ぶ文化の広大な領野に記号論的アプローチを試みる。著者はさらに現象学を援用しつつ、文化のもつ両義的な性格に着目し、それを分析の軸とした新たな文化理論を提起する。70年代後半以降の日本の文化界に多大な影響を与えた名著。

感想・レビュー・書評

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  • あまりにも話題が多岐にわたっていくので、ついて行けないわ。この本を楽しみながら読めるようになるには、たくさんの基礎知識が必要なのだろう。気になる内容なんだけどな。一応、今回はこれくらいで、、、図書館に返す時間だ。

  • [ 内容 ]
    膠着した状況を活性化し、文化が本来もつ創造力を回復するために、風土記からロシア・フォルマリズムに及ぶ文化の広大な領野に記号論的アプローチを試みる。
    著者はさらに現象学を援用しつつ、文化のもつ両義的な性格に着目し、それを分析の軸とした新たな文化理論を提起する。
    70年代後半以降の日本の文化界に多大な影響を与えた名著。

    [ 目次 ]
    第1章 古風土記における「文化」と「自然」
    第2章 昼の思考と夜の思考
    第3章 記号と境界
    第4章 文化と異和性
    第5章 現実の多次元性―A・シュッツの理論をめぐって
    第6章 象徴的宇宙と周縁的現実
    第7章 詩的言語と周縁的現実―両義性の彼方へ

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 1975年に出たとは思えない刺激的なアイデアが詰まった本。個人的には7章に目を開かされました。

  • (※2010年手帳より)

  • (2010年渡辺正人先生推薦)

  • 第二章は面白かったです。でも難解すぎて、とりあえず最後まで目を通すのに何カ月かかったことか。

  • 11/4
    「中心」の拡張とは、その「周辺」を増やすことである。

  • 113

  • 哲学、人類学、現代思想として影響を強く受けた本。へるめすに載っていた論文とかも読んでいた。

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著者プロフィール

1931年生まれ。東京外国語大学名誉教授。2013年没。

「2018年 『仮面の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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