心を生みだす遺伝子 (岩波現代文庫)

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制作 : 大隅 典子 
  • 岩波書店 (2010年2月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002343

心を生みだす遺伝子 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 遺伝子は、単独でも、共同でも、環境と関わり合いながら働く。生まれか、育ちかということではなく、生まれと育ちの両方の産物なのである。遺伝子は選択肢を提供し、環境は与えらえた選択肢の、どの選択肢がとられるかに影響を与える。環境による影響は、受精した瞬間から受けるため、妊娠中の母体の環境も重要である。
    プログラムで言えば、遺伝子は、たくさんのIF~THENを持っている。環境によって、IFの条件に一致するTHEN以降の処理を実施する。プログラムにバグがあるように、遺伝子にもバグがないはずはない。ある条件の組み合わせによっては、思いもよらなかったことが起き、それが病気などの原因となりうる。
    これらを研究するのが、発達認知神経科学であり、生まれと育ちの間の複雑な相互作用の正確な性質に対する洞察を与えることにより、新しい道を切り開くことになる。遺伝子は、運命の硬直した支配者でなく、豊かな機会を提供するものと理解することで、育ちを最大限理解する手段として、生まれに関して増大する知見を用いることができるようになる。

  • 私には難しすぎた

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784006002343

  • こちらもご紹介いただきました。レビューに「心を形作るのに遺伝と環境はどのように作用しているのか、人の心と脳はどのように発達するのかを述べた一般向けでは恐らく最も優れた一冊」とあって、こちらも読んでみたいですね。

  • 「ゲノム≠青写真」、「ゲノム=IF-THENを持ったプログラム」

  • 同書優先度2

  • おもしろいのだがすっきりはしなかった本。

  • 難しいけれど、「心」と「脳」に興味のある人は、一読の価値があると思う。

  • おもしろい読本とは思うが、題名には偽りあり。著者自身が否定しているように心を生みだす遺伝子が「対」としてあるわけではない。
    期待して読むと肩透かしにあう。
    それにしても、チンパンジーと人間との差は雲泥のように思われるのに、生物学的にはほとんど変わらないという。
    この書物だけでは、納得のいく回答は得られない。

  • ゲノムの変化は正常な個人間にも違いをもたらしうる。
    聖フランシスは、すべての生き都市いけるものをいかに小さなものであっても、兄弟という名で読んだ。それらが自身と同じ源をもつことを知っていたからである、と言われている。
    脳は分子であれば、我々の心が作られる基本家庭は他の生物体の脳や心のシステムを作るものと同じであるということを受け入れなければならない。
    学習する能力は記憶する能力から始まる。生物は永続するやり方で神経系を再配線できる場合のみ、経験から学習できる。
    言語が思考の媒体であれ、コミュニケーションの媒体にすぎないのであれ、われわれの生活におけるその重要性は軽視できない。

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心を生みだす遺伝子 (岩波現代文庫)の作品紹介

「ゲノム=青写真」という比喩は誤解を招く。遺伝子はむしろレシピのようなもの。コンピュータプログラムでいうIFとTHENの両方がある。それが環境と手を取り合って働くから、人は生涯にわたって経験から学ぶことができるのだ。遺伝子が実際に何をしているかを見ることで、「生まれと育ち」の真の関係が明らかになる。

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