王羲之――六朝貴族の世界 (岩波現代文庫)

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著者 : 吉川忠夫
  • 岩波書店 (2010年10月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002435

王羲之――六朝貴族の世界 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 吉川忠夫(杏雨書屋館長)先生の講演を聴く機会ができたので、予習に、図書館でレンタル。

    難しいということだけが分かった。

  • 書聖王羲之の名前はあまりにも有名だろう。「蘭亭序」や「喪乱帖」の作者であり,彼の書は在世当時から人々の注目を浴びていたらしい。しかしその真蹟はひとつも伝えられていないという。本書は,王羲之や彼の書にまつわるエピソードを紹介しながら王羲之の人物像や思想,信仰などを描いている。

    まえがきの中で「本書は,「書聖」とよばれる王羲之の書そのものをとりあげて多くかたることはないだろう」(4頁)とあるように,王羲之の書を解説した本ではない。そのため,本書を読むために書についての知識は不要であり,実際に書の知識がない私にとっても本書は非常に楽しかった(もっとも知っているに越したことはないかもしれない)。「羲之の書に倣ったうえ,紙を泥水につけて変色させるなど,いかにも由緒ありげに見せかける細工をくわえ,一獲千金を夢見るものがあった」(18頁)というエピソードや,蘭亭序をめぐる数奇な物語は面白かった。現在でも同様な運命をたどる美術品は少なくないのかもしれない。

    書に関心があるひともそうでないひとにもおすすめの一冊である。

  • 王羲之が道教の信者であったことなどが興味深い。服食養生。仙人を目指すために(健康で長生きするために)、仙薬を熱心に飲んだということ。王羲之の時代背景が前半を占めていますが、三世紀、四世紀の中国史もよく理解できておもしろかった。

  • 家族や友人を思いやったり、仕事でつらい目にあったり、道教にこってみたり・・・王義之の書聖の部分ではなく、生活と思想に焦点をあてて書かれた本。

    歴史小説のように楽しく読めた。

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吉川忠夫の作品

王羲之――六朝貴族の世界 (岩波現代文庫)はこんな本です

王羲之――六朝貴族の世界 (岩波現代文庫)の作品紹介

書聖として知られる王羲之(おうぎし)。しかし、ただ偉大な書芸術家としてだけでは王羲之の全体像を覆いつくすことはできない。四世紀、東晋時代の貴族として、傑出した知識人として、王羲之は時代といかに向き合ったのか。本書は王羲之の生涯と生活、思想と信仰の全体像を時代の中で描き、彼の書芸術の背後に存在したものを解明する。関連の文章四篇を合わせて収録。

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