私は河原乞食・考 (岩波現代文庫 文芸 94)

著者 :
  • 岩波書店
3.65
  • (2)
  • (7)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006020941

作品紹介・あらすじ

大阪でトクダシ・ストリッパーから体験談を聞き、愛敬芸術と呼ばれる香具師の口上を採録し、ホモ・セクシュアルと芸の関係を考察する。歴史をさかのぼり被差別芸能民に思いを寄せ、精神医学の文献を渉猟し芸とセックスの接点を探究して、芸能の原点に迫る。猥雑さのなかに生きる人間の真実を迫った、著者若き日の渾身のルポ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【ノンフィクションで振り返る戦後史】消え去りつつある物売り口上芸を記録 1968年を描く 小沢昭一著「私は河原乞食・考」(三一書房) - zakzak:夕刊フジ公式サイト(2023.9/12)
    https://www.zakzak.co.jp/article/20230912-Y7Q62B35KVJYNEJERNOMT4LQLA/

    『私は河原乞食・考』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/8255645

    私は河原乞食・考 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b256067.html

  • 俳優だが、本も色々書いているらしい。
    本書は、ストリッパー、テキヤ、ホモの人等に話を聞いたルポ。テキヤの口上や大道芸人の呼び込み等が面白い。

  • 舞台に上がり続けるためなら、他のなにを捨てても良いよ。

  • タイトルに惹かれたのと、著者追悼の意で購入。

    芸能と風俗を探求した本。

    俺が生まれた頃にこんな本が書かれていたとは…。

    面白いし、著者について興味が増す。

  • オカマのカマは、大阪の釜ヶ崎にそういう人が多くて、
    「カマ」の人と呼ばれたことが由来じゃないかと
    オカマバーのママの話として掲載されていたのが記憶に残っている。

  • 全体的に若々しい。
    それもそのはず、40年ばかり前の本でした。

    なのに、思想や先を見通す目は今読んでも新鮮。

    この方は「求め」に応じて筆の運びがくるくると変化するのが
    良いなあと思います。

  • 2010/1/13購入

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1929年、東京に生まれる。俳優。新劇・映画・テレビ・ラジオで幅広く活躍。民衆芸能研究にも力を注ぎ、それぞれの分野で数々の賞を受賞。著書に『ものがたり 芸能と社会』『放浪芸雑録』(以上、白水社)『小沢昭一──百景』(全6巻、晶文社)『俳句で綴る変哲半生記』(岩波書店)など、CDに『夢は今もめぐりて──小沢昭一がうたう童謡』(ビクター)『唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ』(コロムビア)など、著作多数。2012年、逝去。

「2013年 『芸能入門・考 芸に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小沢昭一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×