日本の放浪芸 オリジナル版 (岩波現代文庫 文芸 105)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021054

作品紹介・あらすじ

一九七〇年代、著者は万歳、絵解き、舌耕芸、香具師の口上や猿回しなど消滅しつつあった諸芸を記録してまわる仕事に取り組んだ。また万歳の門付けを体験し、河内音頭、山伏神楽、盲僧の琵琶、大衆演劇などを訪ね歩いた。本書は民俗芸能史の貴重な資料であり、放浪芸探索の旅は新劇俳優としての自らのルーツを確認する旅であった。

感想・レビュー・書評

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  • 以前に読んだことがある、と思う。
    資料として。

    最後の章に新劇が登場するが、当時は関西に13も劇場があったのだ。尼崎にもあったという。時代は随分と変わったのだなぁと思いながら、時々頁を繰りたくなる一冊。

  • 日本文化史、日本芸能史に関心のある人に強く薦めたい。阿呆陀羅経、のぞきからくり等の「実演」を録音した『ドキュメント 日本の放浪芸』(ビクター、CD7枚組)も併せて聴くことを推奨する。〈文化〉を考える際、小沢昭一の目線には学ぶべき点が少なくない。 (2010: 村松晋先生推薦)

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著者プロフィール

1929年、東京に生まれる。俳優。新劇・映画・テレビ・ラジオで幅広く活躍。民衆芸能研究にも力を注ぎ、それぞれの分野で数々の賞を受賞。著書に『ものがたり 芸能と社会』『放浪芸雑録』(以上、白水社)『小沢昭一──百景』(全6巻、晶文社)『俳句で綴る変哲半生記』(岩波書店)など、CDに『夢は今もめぐりて──小沢昭一がうたう童謡』(ビクター)『唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ』(コロムビア)など、著作多数。2012年、逝去。

「2013年 『芸能入門・考 芸に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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