大阪ことば学 (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 文芸 168)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006021689

感想・レビュー・書評

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  • ユーモアを交えた返答や、直接的だけどキツくならないような語尾を付けるというように、大阪のことばだけではなく、言葉に隠れた文化まで分析されている。

  •  以前読んだことのある本でしたが、誰かに貸してわからなくなったので文庫で出ていたのを購入しました。
     単なる「大阪ことば」の紹介ではなく、その背景や心理に切り込む内容。大阪に住むものとして「なるほど」と思いながら読みました。
     人間関係における距離感、とても大事ですよね。そんなことを考えさせてくれる、ぜひたくさんの人に読んでほしい一冊です。

  • 僕のような
    大阪人にとっては、
    かなり説得力のある
    大阪論ではないでしょうか?

    たしかに、
    よその土地の方からみると、
    それこそ、
    「なんでやねん」と突っ込みたくなるような
    人種ですが、
    それが大阪のコミュニケーション。

    さまざまな言い回しを例にとり、
    大阪の心理を読み解かれていて
    納得しました。

    若者は使わない言葉も
    多いでしょうが、
    意識して、
    「してもらええ、しませんでっしゃろか?」
    とか、
    使ったら、
    逆に受けるはず。
    濃く濃く大阪色を出したら、
    受けること請け合いです。

  • 関西人だから、楽しく読めた。そうじゃなかったらイラッとするかも。

著者プロフィール

前東大

「2018年 『文法II(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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