チェロと宮沢賢治――ゴーシュ余聞 (岩波現代文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006022761

作品紹介・あらすじ

熱烈な音楽好きで知られた宮沢賢治は、農民楽団で自作の詩に曲を付けチェロを演奏することまで夢見た。賢治が愛用したチェロは現存する。演奏の仕方を誰から教わったのか、いつ演奏をしたのか。チェロのたどった数奇なドラマを入念な取材と緻密な資料の博捜により迫ることで、代表作『セロ弾きのゴーシュ』の生まれる過程と作品の魅力が存分に語られる。音楽との関わりを通して賢治文学の新たな世界を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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    ── 横田 庄一郎《チェロと宮沢賢治 ゴーシュ余聞 19981210 音楽之友社 20160317 岩波現代文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/400602276X
     
     宮沢 賢治  詩人 18960827 岩手 花巻 19330921 38 /
    …… 藤原 嘉藤治さんのチェロと交換をしたことで結局火事から免れた。
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20021207 賢治のセロ
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=+%B8%AD%BC%A3
     
    (20180716)
     

  • 2017年11月19日に紹介されました!

  • 「こいづあ、俺のカガ(妻)だもす」
    と言うほどチェロを愛した宮沢賢治の生涯を、音楽とのかかわりを中心に、立体的に語る。

    小説ではないにもかかわらず、賢治が生き生きと感じられる。
    思っていたよりもずっと、行動的でパワフル。
    バリトンの、美しく力強い声。
    猪突猛進、激しい感情。
    その「気持ちの激しさ」に、肉体がついていけなかったゆえの夭折なのだろう。
    徒らに美化することなく、膨大な資料をあたり、正直に、賢治を浮き彫りにした。
    ますます、賢治への興味が湧いてきた。

  • 等身大の賢治が浮かんできて、楽しかった。
    やっぱり、おぼっちゃまだったんですね。

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