- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006030339
感想・レビュー・書評
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各地域の写真とともに、その写真をもとにして、その地域の歴史や背景を読み解いていく一冊。
地理についてはほとんど初心者であったが、写真を交えてというのもあったのか、楽しく読み進めることができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
空から見た懐かしい日本の風景解説書
宮本常一が航空会社の機内誌に書いたエッセイ。
飛行機から見た日本の地形、珍しい風景などを民俗学の視点で解説した本。書かれた時代の飛行機は、現代よりも低空で飛んでいたので、地形を見ながら日本の人達の暮らしを見ることができましたが、現代のジェット機はより高いところを飛ぶので、離発着時しかその土地の様子を知ることができません。
今となっては懐かしい風景の解説書になってしまいました。 -
表題作は日本の様々な風土の空撮写真(宮本の撮影によるものではない)を材料にして,宮本 常一がそれをどう「読む」かがまざまざと解る好論.この広範かつ深い読みは唯事ではない.
併載の「一枚の写真から」は空撮ではなく別の写真家の作品に宮本が考察を加えたエッセイ.
何れも1960〜70年代の写真なので,今では史料価値も高いと思われる.
しかし昭和46(1971)の西宮市にクラカケを載せた藁葺屋根の農家なんかまだあったのだなぁ. -
●2006年末頃読了
宮本常一氏が撮影した一見何気ないような写真。
しかしその写真からは当時の風習や流行など様々なことが読み取れる。この本で彼の写真解読術を垣間見ることができます。 -
一枚の写真から読み解く人々の暮らし