πの話 (岩波現代文庫)

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著者 : 野崎昭弘
  • 岩波書店 (2011年2月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032111

πの話 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 円の直径を元手に、円の面積はどうやって求めればいいだろうか? みたいな話を主軸に、微積から座標から、古代ローマから高校数学まで(もしくはそれ以降の最先端の数学)を語る本。
    1974年初出らしいけれど、語り口調の雰囲気にレトロさはあるけれど読みやすく、色褪せない。義務教育終了程度を読者の対象にしているようだけど、大人が読んでも十分面白く、「学生時代に勉強させられたことが、巨人の肩=脈々と受け継がれてきた、知識と思考の積み重ね」であることが感じられた。

  • 新書文庫

  • 野崎先生の本は読みやすい。後半はついていくのがしんどいところもあったけれど、なんとか数式も追っかけることができる。πの値を求めるために、あるいは円と同じ面積の正方形を描くために、いかにたくさんの人々が多くの時間を費やしてきたのかがよくわかる。また、本書第2章で実際に円周率を測るため、いろいろと取組まれているところも面白い。「あとがき」にある苦労話もまたおもしろい。さらに、「現代文庫版にあたって」で、初版発行から30年ほどの間に得られた数学史の知識から、本文の記述を改められているあたり、著者の真摯な姿勢がかいま見える。数学的帰納法で「人間はみなハゲである」ことを証明する話は自虐ネタとして使えそうである。

  • 平易でありながら中身の濃い本。
    人がどのようにして新しい知見を見いだしてきたのか、という部分が見えて、無味乾燥に思える数学が楽しくなるかも。

  • ガッツリ数式を入れながらも中学生でも読める。
    目新しさは無いが、復習なり作者なりのロジックを味わうなり。

  • 円の公式は半径×半径×πで求められるが、一番分かりやすいのは円をピザのように切って、半径が縦、そして円周が2π×直径であるから、それの半分が横、として求められる。
    また円周率の測り方を実際の粘土などを使って求めたり、積分から求める方法もあることを紹介する。この本はとても分かりやすい。

    また余談として、ルネサンス期の学者は、東方からもたらされた書物を読む機会があったとき、アリストテレスの著作でさえ、アラビア語からラテン語へ翻訳されたものを読んでいたそうである。すなわち古代ギリシアの叡智はいったんアラビア地方へもたらされ、そのあとヨーロッパへ行ったわけだ。この様な科学史は何とも興味深い。

  • パイを通して、数学の面白さ、前提をかみくだいて説いてくれている。高校数学の知識で大学数学の入り口に導いてくれる。

  • 矢野健太郎先生の一般者向けの数学系エッセイを読んで以来、久しぶりに読んだ数学系の本でした。数式も少なく、数式にアレルギーがある人でも大丈夫かな?

  • 中学生向き・・・にしては難しいかも。でも、微・積を習った高校生にとってはうざったいかも。
    新しい情報は「超越数」ですね。これはなるほどと思いました。
    パソコンで5兆桁まで出せたといいますが、πの実益とは何だろう・・・って考えてしまいます。

  • 数式もでてきて私には難しかった。

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πの話 (岩波現代文庫)の作品紹介

円と同じ面積をもつ正方形はつくれるか。この古代ギリシア以来の問いに対する否定的な答えは、円周率のふしぎさをよく表わしています。また円周率には「長さ」「面積」をどう定義するかが関係します。さらには無限をどう捉えるかに通じます。円周率をめぐって人類の格闘を魅力たっぷりに描いた本。

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