砂の文明 石の文明 泥の文明 (岩波現代文庫)

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著者 : 松本健一
  • 岩波書店 (2012年8月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032470

砂の文明 石の文明 泥の文明 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中西輝政さんの『なぜ国家は衰亡するのか』において中国は「石の文明」である旨が記載されている。それってどういうこと?と思い、探した時に見つけたのがこの本。おそらく、文明のタイプのことを言っているのだろう。

    ということでMust Read!

  • 題名を見た瞬間にそうかー、と思った。
    石の文明の本質は自然を変えて外に進出する力、砂の文明はネットワークする力、泥の文明は自然を畏れ敬い内に蓄積する力。
    文明は文化をも乗り越えたものだから、確かに理解し合うのは難しいに違いない。
    でも、やはり多くの文明論同様ユーラシア大陸に限った話だから、500年前くらいから断絶があり、現代の全てを説明しきるには無理がある。
    最後のガンジーの美の抵抗の文明的意義も情緒的でよくわからなかった。
    砂の文明から見たら、砂漠は清潔なわけで、アジアの人がなんであんな「不潔」な所に住むのかわからない、という観点にはなるほど。

  • 砂の風土との戦い
    文化と文明の戦い
    石の文明 外に進出する力
    砂の文明 ネットワークする力
    泥の文明 内に蓄積する力
    「泥の文明」の中の日本
    文明としてのインド再発見
    「砂」と「石」と「泥」の現在

    石の文明
    外に進出する力 牧場 ヨーロッパ 
    砂の文明
    ネットワークする力 砂漠 アラブ アフリカ イスラム
    泥の文明
    内に蓄積する力 モンスーン アジア 

  • PHP新書初版という感じはする。
    著者の分野外の思いつき発想学。
    アイデアは和辻哲郎で、ご本人は違いを指摘していますが、そもそもアイデアこそ99%重要。
    意味もなく上野千鶴子と同僚だったことを自慢したり(上野自身は、その女子大に勤めていたことを恥ずかしいと思っているが)していることに代表されるが、時折入る自慢っぽい発言はわずらわしい。
    知識はあるのだろう。
    その知識をひけらかすのはどうだろうか。
    発想はおもしろいが、めあたらしくもない。

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松本健一の作品

砂の文明 石の文明 泥の文明 (岩波現代文庫)はこんな本です

砂の文明 石の文明 泥の文明 (岩波現代文庫)の作品紹介

二〇〇一年の9・11事件とアフガニスタン・イラク戦争に触発されて書かれた比較文明論。民族と風土のあり様を「砂の文明」としてのイスラム圏、「石の文明」としての欧米、「泥の文明」としてのアジアに分類。それぞれの文明の本質をネットワークする力、外に進出する力、内に蓄積する力であると述べ、この十年の世界の動向をふまえて「文明の衝突」論を批判し、「泥の文明」の可能性を追求する。

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