江戸売り声百景 (岩波アクティブ新書)

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著者 : 宮田章司
  • 岩波書店 (2003年5月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784007000744

江戸売り声百景 (岩波アクティブ新書)の感想・レビュー・書評

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  • <口調のよさに乗せられてついつい買うのもまた一興>

    著者は寄席芸として「江戸売り声」を完成させた和風漫談家。
    高座を録音したCDも付いてお得な1冊です。

    別途、中世の「語り」の本を読んでいる最中なのですが、そう言えば口上なんてのも「語り」の魅力だよな、と思い、積ん読してあったこの本を引っ張り出してきました。売り声に加えて、芸談や昔の浅草の話もあり、つるつるっと読めて興味深い本でした。

    売り声だけで芸になるのか?とちょっと思うわけですが、添付のCDを聞くとこれがなかなか聞かせるのですねぇ。寄席芸のプロのすごさを感じさせます。
    かつてはさまざまな売り手が長屋まで売りにやってきて、住人は店に出掛けずとも大概の買い物ができたわけです。店まで買いに行かなきゃならない現代はむしろ、不便なのですねぇ。納豆売り、浅蜊売り、薬売り、飴売り、鋳掛けやさんまでやってきます。
    同じものを売ってみても、東は陰気で、西は陽気だったり、東西の売り声の違いもおもしろい。

    だいぶん前に買った本なので、著者さん今はどうしていらっしゃるのかなとぐぐってみたら、相変わらず高座(末広亭など)にもあがっていらっしゃるご様子。お近くの方、「ご用とお急ぎのない方は、ゆっくりとお話を聞いてごろう(by 蝦蟇の油売り)」。


    *今は亡き桂枝雀の「傘、こうもり傘の張り替え」っていうネタを思い出して、ちょっともの悲しくなったり。これ、何の噺だったかな・・・?

    *「おでんさんの出生はどこじゃいな」で始まるおでんの口上は確か、桂米朝がどこだかでやっていたはず。

    *『江戸商売図絵』なんかと合わせて読むと楽しいかもしれません。

  • 日本で唯一の『江戸売り声』を専門にしている色物さんの本。CD付で耳からでも売り声を楽しむことが出来る。
    <br>新書、もしくは『古典芸能』のコーナーで購入できる。

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