伊藤潤二傑作集 3 双一の勝手な呪い (ASAHI COMICS)
- 朝日新聞出版 (2011年2月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022140616
感想・レビュー・書評
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友達が貸してくれた。ジャンルはホラーなんだけど、ギャグとサイコをいったりきたり。主人公双一がやばすぎる、いろんな意味で笑
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全てが思い込みの逆恨みなのだが、兄の公一が全部してやってるとこが好き。
ホラー漫画のはずなのに、双一が自爆しまくりでバカなので面白すぎる。
そして婆さんはどこからやってきた(汗) -
相変わらずの画力で良作だと思いますが、猫のギャグ漫画見たノリで買ったのでちょっと違うかなと思いました。
一言でいうと、「ホラー漫画家の描いたクスっと笑えるギャグ漫画」。 -
ギャグ要素が若干強め。
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釘をガチュガチュくわえ、怪奇少年双一が怪事件を巻き起こす!?……もうこの煽りだけでゾクゾクしちゃう。
比較的初期の方の作品群なのだろうか、現在の伊藤潤二作品と比較するとややキレに欠け、大人し目な気がしないでもないがそれでもやはり面白い。ほんとゾクゾクするって表現がしっくりくる。そしてなんだろう、双一はものすごい嫌な奴だ、それは間違いない。だけどなぜか……なぜかどこか憎めないところがあるのだ。なんとも不思議で奇妙なキャラクター。台詞回しもまたこの人独特、「ホラーな目にあわせてやるぜ!!」とか。
ひと通り読み終わってみると双一って基本的にかなりマヌケなんだよね。実は恋もしてるし構っても欲しいみたいだし。まあ物凄い迷惑な奴なことは間違いないけど。でもだからこそどこか憎めないのかもしれない。ただ自分だったら絶対関わりたくないなぁ。
そういう意味では「双一の誕生日」ちょっと好きかもしれない。布製の先生の話はかなり不気味だったなー。 -
ポップでキッチュなコミカルホラー.
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懐かしいなあ、高校時代読んだけど楽しいよね、双一って。ホラー苦手だけど、双一は楽しくて好きだった。
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伊藤潤二はホラー漫画家ではあるが、他のホラー漫画家とちょっと違っている。僕が考えるに5コマ目があるのではないかと思う。「起承転結」で怖がらせて、さらに「結」を加えることにより、ちょっと笑いに変えてしまうのである。それが顕著に表れているのが、この「双一シリーズ」ではないのだろうか。不気味な少年双一が関わった人間を恐怖に陥れる。まるで同氏の「富江」を彷彿させるようではあるが、そこにワンエッセンスを加えて、フフッと笑わせてしまう。何とも不思議なギャグ漫画である。
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伊藤潤二はいいね。
怖さと笑いの同居が作者の持ち味ですが、双一シリーズは笑い要素が強くて、気軽に読めるからいいね。