座礁 巨大銀行が震えた日

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著者 : 江上剛
  • 朝日新聞社 (2005年6月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022500373

座礁 巨大銀行が震えた日の感想・レビュー・書評

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  • 作家の中には、前職の経歴があったからこそ書けたという作品がありますが、
    この『座礁』もまた江上氏の前職・第一勧業銀行行員時代に経験された
    総会屋利益供与事件という強烈な体験がなければ生みだされなかったでしょう。
    特に東京地検の強制捜査の描写は、
    その渦中で収拾に奔走していた者しか知ることができない臨場感や
    緊迫感を伴って実にリアルに描かれています。

    フィクションという形をとっていますが、江上氏自身もインタビューで
    「1997年の第一勧銀の総会屋利益供与事件のドキュメンタリー」と話しているように、
    総会屋に長きに渡って数十億円という不正融資を続けた銀行の暗部と、
    戦後最大と言われた都市銀行への地検の強制捜査が入るまでが、
    一般庶民の私たちにも分かりやすいように描かれていて、読み応え十分です。

    それにしても銀行の不正融資(不祥事)は、まるで子どもが親の財布からお金を盗んで、
    いじめっ子に与え続けたように、実に子供じみたことから端を発していてあきれてしまいます。
    不祥事の連鎖を断ち切るための指南書的な小説ともいえます。

  • まあまあかな

  • 銀行に根付いた、総会屋事件。作者がその銀行の広報部次長として、担当したので、リアルに描き切れてると思う。過去の銀行には、似たり寄ったりの融資が沢山あった。大蔵省が無くなり、金融庁として、再出発したように、銀行も吸収合併などを繰り返し、コンプライアンスを遵守し健全に再建したことであろう。

  • 江上剛の小説の中ではだんとつにおもしろい。
    心理描写にややつたなさがあるか。

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