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みんなの感想・レビュー・書評
ライブドアの誕生から金融事業への傾斜、村上ファンドの入れ知恵によるフジテレビの支配を狙ったニッポン放送株の取得、その後のフジサンケイグループとの確執など、圧倒的な取材力で得た関係者の証言を基に組み立てるストーリー展開はお見事。ノンフィクションだけに登場人物の心の動きがリアルで下手な映画を観ているより舞台に引き込まれてゆく。
村上ファンドの暗躍やライブドア・楽天によるフジテレビ・TBSの企業買収などを見ていると、リーマンショック以前の金融資本主義の暴走ぶりが改めて認識できた。「物言う株主」などとたいそうな枕詞を並べたとしても、マネーゲームに興ずるだけで企業価値を高めているとは思えず、結局は自己の欲望のままに行動しているようにしか見えない。
・「バイアウト」、「拝金」と読んできて、それじゃライブドア事件って一体なによ?とワイドショー以上の知識がないことに気づいて手に取った。マーケットプレイスで2円で購入(つまり252円)。内容と比較すると超お買い得。 ・「黙示録」の題にまったく恥じない内容。ライブドアを主軸に据えながらもいわゆるライブドア事件だけに終始せず、鹿内宏明とフジサンケイの確執から始まり村上世彰の暗躍までを紹介し、どうしてラ... 続きを読む »
古い本ではあるが、タイムリーでもある。堀江氏はどこまで知っていたんだろう?堀江氏にはどんな判決が出るんだろう?
時代を象徴する事件となった、「ライブドア事件」の一部始終を描いた本。 事件当時学生だったため詳しいことはよく知らなかったが、経済活動に深く携わる社会人になり、改めてこの事件のことをよく知りたいという動機で本書を手に取った。 「ホリエモン」ことライブドアの堀江氏とその側近、宮内氏、熊谷氏たちが繰り広げる違法すれすれ?違法?な取引について、著者の豊富な取材に基づき描かれている。 世界的な... 続きを読む »
一連のライブドア騒動の裏側について書かれた本。 分析が細かく、特に人間関係が非常に丁寧に描かれている。ホリエモンや村上さんについても、テレビだけでは知りえないことまで書かれている。テレビだと2回目のお祭り騒ぎはテンション低いからね。 結局ホリエモンの罪ってなんだったわけ?「風説の流布と偽計」だけ?「自社株食い」は?個々のパーツでは合法でもそれを全体的に判断できなかった(しなかった)... 続きを読む »
色々な金融機関が絡んでて面白い!!
大和SMBC、ゴールドマン、リーマン、日興etc
問題となった「自社株食い」のスキーム等も紹介されていて、何でライブドアが捕まったのかも確認できる。
後半に紹介されている買収スキームなんかも面白い。
2008年になった今から見ると、ライブドア事件は色々な転換点だったと思う。
特に、オールドエコノミーの復活と新興市場の低迷は印象的。
オールドエコノミーが再び危機に陥った今、再びライブドアのような会社は現れるのでしょうか。
ライブドア買収騒動を総括したルポ。
単にホリエモンの所業を断罪した本と思う無かれ。
ライブドア幹部社員から村上ファンド、楽天、フジテレビ、地検といった様々な形でライブドアに関わった人間に対する膨大な量の取材を通して、
ライブドアが何をしてきて、なぜ摘発され、そしてこの日本にどんな問題提起をもたらしたのかを、論じたルポドキュメントの金字塔。
新聞やテレビでは絶対知ることが出来ないようなライブドア買収騒動の裏側を覗く事が出来るエキサイティングな一冊です。
久しぶりの更新。 昨年のライブドア社長の逮捕までにヒルズの住人達(ホリエモン、三木谷、村上さん)達の華々しい買収劇が報道されていたがあの裏ではどんな人や会社が動いていたのか、著者が当事者を含む多くの関係者にインタビューをとってまとめたルポ。 買収の裏に外資ありというのをひしひしと感じられます。(GS、JPモルガン、クレディスイスなど) 村上さんは自分が儲けることができれば同... 続きを読む »
こういうとなんだが、まだ朝日新聞にもこれだけ取材力・構成力のある記者がいるのかと思わせる。株取引に関する法律とその目的などから簡にして要を得た記述で解き明かしてくる。結果、事件がどういう風に展開するかは続編および現実の動きを待て。
著者はアエラの記者で、一連のライブドア騒動を取材していたものをまとめて本になったものです。内容はライブドアだけではなく、かかわりのあった村上ファンドやフジテレビなどにも多くのページが割かれていて、とても充実しています。
第7章の、ライブドアが投資事業組合を使っておこなった「自社株食い」のスキームは私には難解でしたが、それ以外はとてもわかりやすく事件の経過を追うことができました。
★時代の寵児に導いたものは★ニッポン放送買収劇を軸にライブドアと村上ファンド、楽天の動静を描いた。言動だけでなくカネの流れを抑えた取材はすごい。首相になるつもりだったという堀江元社長の肥大した自己愛には驚く。何が彼をそこまで駆り立てたかは伝わる。その上で同世代の人間として、ビジョナリーとして何が優れていたのかを改めて知りたいと感じた。
ライブドアの一連の買収騒動における経緯・戦略等が事細かに描かれています。どこまでが著者のフィクションなのか疑わしい部分もありますが、全体像をつかむ上では良い本だと思います。
ここまで書いていいんでしょうかというくらい明け透けに書いてある。でも、政治絡みは無茶苦茶ぼかしてたりするところがプロだなあと。時間外取引に早々にお墨付き与えたの誰だとか、どうして当事者達も丁半博打だと思っていた差止請求が圧倒的ライブドア勝利に終わったのかとか。財務長官になったGSポールソンとか出てくるあたり、現状と比較すると凄いゾクゾクする
最近は小説続きだったので、久しぶりにこういう本を。
タイトルからも想像できるように、ここ数年のライブドア騒動を中心に、ニッポン放送(及びグループ)や村上ファンド、楽天などの動きをまとめた本。
一連の騒動を通して、テレビから伝わってきたのはほんの一部にしかすぎず、新聞やテレビの情報をものすごく深読みして考えていたことですら、まだまだ表でしかなかったと思わされました。
数多くの登場人物の正体も含めて、「結局、あれって何だったのか」ということを振り返るのにちょうど良い一冊です。
(2006年06月20日)
アエラの記者である大鹿氏のドキュメンタリー。 ライブドアのニッポン放送事件、起訴の要因となった組合出資+株式交換による自社株売却益の損益計算書への付替事件を軸に、村上ファンド、楽天、GS・リーマン等の外資系金融機関など周辺の領域までまとめている。 堀江氏、宮内氏、熊谷氏といった役員クラス以外の動き、周辺関係者の動きについても個人の心情レベルに踏み込んだ綿密な取材の上に基づいており、臨場感に... 続きを読む »
意外と奥行きが浅かった事件だと、良くわかります。全体的に冗長なので、読み飛ばしながら読んでも問題ありません。







